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ひといちばい敏感な親たち②:HSPである親の子育ての困り感

この連休は読書する時間を取ろう!!と先日買ったこの本↓を手に、ワクワク迎えた連休でしたが、さすが刺激に反応しやすい私・・・家族のために動いておしまいでした。

それでも中日は少し夜更かしして、283ページ中109ページまで読みました。

途中までですが、読んでみた感想を記録します。


こんなにそうなの!と思える本は久しぶり

今いちばん私に必要な本だと思っていました。

でもこんなにドンピシャだとは思っていませんでした。


我が家は3人の息子がいて、それぞれ発達特性が強く、理解やサポートが必要です。

「子育てがうまくいかない、それは子どもたちの特性が強いから。」

まぁ、そうなのかと思ってました。

でもね、私の悩みは子どもたちではないということに途中から気付きました。

というのは、子どもの発達や特性を学ぼうとたくさん勉強会に行ったし、学べるコミュニティにも所属したのに、自分のモチベーションの方向がなんか違うんですね。

特性の学びは楽しかったんだけれど、だから私もそうなのか!と腑に落ちることは自分のことばかり。

もちろん子どもの特性の学びもしたし、今の対応ができるのはその学びのおかげなんですけど、てこずっているのは子どもの特性よりも自分自身なんだと少しずつわかってきました。

そう、発達特性があるからよくない、ではなくて、その特性があることで誰がどのように困っているか、が大事じゃないかと思います。

我が家ではね、明らかに私が困っているんです。

あ、もちろん本人もいろいろと感じているとは思いますよ。

でも我が息子たちはおうちではのびのびと楽しそうです。

まぁね、のびのびできるような環境を整えてきたとは思ってます。

そう、子どもの特性を受け入れるのも、対応について学ぶのも、スムーズにできているのだけれど、私はいつも困っているんです。

療育センターではそんな私をみて「よくやっている」という言葉をよくかけられるようになりました。

そりゃ3人目。

特性は全然違うけど、スタンスはすっかりと身につきましたよ、えっへん!てな感じです。

子どもの特性では困っていないんです。

困っているのは私自身に対してでした。

夫に話を聞いてもらううちに、何だか私の感覚が夫とは違うんだと気づきました。

頭で理解すると、どうやら夫のスタンスの方が自分にも子どもの教育にも良さそうです。

でも夫のスタンスには私はどうにもなれなくて、それは私の方が色々と気付いてしまうし、子どもに共感し過ぎてしまうし、子どもの気持ちを大事にしたくなりすぎるからだとわかりました。

子どもに共感することも、色々気づくことも、子どもの気持ちを大事にすることもいいことだからいいじゃない、と思われる方はバランスがとっても上手なんだと思います。

私はそれをしすぎるというか、自分を犠牲にし過ぎたり、それをすることでどんどんダメージを受けてしまったり、わかり過ぎて落ち込んでしまったり、わかり過ぎて許してしまいやすかったり、わかり過ぎてどうにもできなかったりして、ひとりの人として子どもとはよく向き合ってきたけれど、親業が疎かになりすぎる傾向がありました。

つまり受容的過ぎる子育てのカタチです。

夫から見たら、「よくやっているし、凹む必要はない」ということでもいちいち凹んで、家事ができなくなることもありました。

頑張っているのにどんどん自信をなくし、心はしんどくなるばかり。

それでも3人の毎日のスケジュール、受診、勉強のチェック、書類管理、仕事、家事をこなし、時間ができるとモヤモヤの整理をしていました。


そんな私がもしかしたら!とタイトルを見てピンときたのがこの本で、「HSPでも自分のことだけなら何とかやってきた私が、子育てという親の役割がこなせなくて困っているのでは?」とやっと分かったんです。

だからHSP向けの本は読みましたけど、そうそうそうなんだよね止まりで。

親ですよ、親っていう立場が大変なんですよ!!!

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救われた言葉たち

まず、HSPな親である自覚をお持ちの皆さん、朗報です!!!

親が敏感すぎることは子育てにとっても有利なんですって。

情動反応が高いこと、同調性が高いことは、子育てで迷ったことに適切な答えが出せるなど子育ての成功のカギを握っているんだとか!!!

フツーの方々よりも子育てに苦労はするんだけれど、とてもいい親になれる、自信を深められる特質です、と書かれていました。

うわーーーん、嬉しいよぅ。


でもね、そうなるにはコツがいるらしいのです。

それは過度の刺激を減らし、自分をいたわる時間をとること、だそうです。

ああ、それ、何となーーく最近の私のテーマでした。

だって、オンラインのからだケアもテーマはからだの機能UPだけれど、自分をいたわる大切さを伝えたいと思って始めたことでした。

私自身が感覚的に必要としてたってことなんでしょうね。

うん、ホント、とっても大事です。

そしてそれを大事って言ってくれる人がそばにいることがもっと大事だと思います。

私はそれをこの本で何度も繰り返し言われることで、とても心強くなりました。

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40歳を超えると特に重要なこと

40歳を超えると特に重要なことって何かわかりますか?

この本で書かれていたことは「セルフケア」!!!

やっぱり。

私も感じていました。

だから、からだケア始めたんだもん。

うんうん、自分が大事って思っていたこと、方向性って間違っていなかったんだなって思いました。

ただね、私のからだケアは筋肉のバランスや姿勢なんだけれど、この本で挙げられているのは消化器系、神経系、内分泌系、免疫系。

筋肉はないのかぁって思って読んでいたら、からだの4つのシステム、プラスワンって書かれていて、プラスワンは筋肉だって!!嬉しい!!

そして、この話題でキーワードとなって出てきたのはエネルギー。

HSPの人は心とからだのエネルギーを消耗しやすいから、さらに自分を責めることでエネルギーをもっと消費するのではなくて、自分を大切にして省エネしよう、自分を大切にしようってメッセージが響きました。

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育児の基本

子育てって子どもを自立させることでしょ、だから・・・。

私はいつもそれが育児の考えの基本でした。

間違ってはいないけれど、自立とは違う我が子の姿を見るとザワザワしてしまって、要は刺激的でした。

親ができることって何だろうって、とっても考えました。

私の接し方が悪いの?教えていないことがある?今からできることって何?

そんな焦りや不安が空回りすることが多かった私。

この本の育児の基本を読んで、フッとからだの力が抜けたんです。

育児の基本、それは「親と子の過負荷を避ける」だそうです。

本にはそのための具体的な提案がたっぷり載っています

この具体的さがイメージしやすくて、明日からできそうって希望を持てました。

その内容は普通の育児の本には全く書かれていないことばかり。

HSPの親専用です。

HSPじゃなかったら必要ないことばかりだから。

でもHSPにはとっても大事なことで、HSPじゃないとこの感覚はわからないだろうなぁという感じ。

私にはやっぱりそれ、必要だよね!

必要って思っていいんだよねって、本当に心強い提案で嬉しかったです。

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スッキリした状態ならうまくいく

モヤモヤ、グルグル、ため息・・・それがないときは別に何でもない私。

スッキリしているときが時々あって、すこぶる調子がいいんです。

いつもと違うわけでもなく、何かいいことがあったわけでもない。

それってどんなとき?

そう、ゆっくり休めたとき、自分の時間を少しでも持てたとき。


子育ては刺激だらけですね。

刺激を敏感に感じてしまうHSPパパやママは刺激でいっぱいのときの対処を知っておくと、日々の中で積み重なっていかず、リセットできますよね。

本には自分だけでは無理なときの対処法や回復のためのヒントが、やっぱり具体的に提案されていて、ほっとしました!

あとは私がここ1〜2年ほど体得に費やしていることも大事だって書かれていました。

それは「物事を大局的に見る」こと。

ついつい日々の刺激ひとつひとつに深く処理をしがちな敏感さん。

目の前のことへの対処で手いっぱいになりがちですが、そこに長い目で見る、客観的に状況を俯瞰する、そんな視点を持てると違いますよね!

コレってかなり意識しないと難しくて、私はまだまだなので、夫の力を借りています。

あとはこのnoteで言語化し、何度も読み直して客観的な視点で自分を見つめ直したりしています。

それから私は視覚優位なので、最近始めたボトルアクアリウムを朝晩と眺める時間や週末の庭いじりが心のリセット時間につながっています。

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休むこと

敏感さんは休むことが難しかったりしませんか?

休みたいって気持ちはどこかにはあるんですよね、ちゃんと。

で、ふともう無理だー、休みたいってどこかでは思ってる。

だけど同時に状況が許さないって感じてしまう。

目の前の人やもののためにやらなくてはって思ってしまったり、やらざるを得ないって思っていたり。

自分の気持ちを優先できなかったり、目の前のことに勇気を出して「ノー!」って言えない。

助けてもらったりお願いすることが苦手だったり、自分でやっちゃう方が楽って思っていたりする。

いろいろ気になっちゃうから、だったら自分でって思うときもある。

どっちを選んでも難しくって、どこに折り合いつけたらよかったのかなってあとで思い返すけれど、ハッキリした答えって出なかったり。

そんな微妙なお悩みにもズバッと解答、やっぱりそうなんだって思えました。

やっぱりその覚悟はいるんだなーって理解できたというか。

敏感でいる、そして敏感を生かすって難しいです。

コツがいるし、覚悟もいる。

だけど、この本を読んで、その気持ちを後押ししてくれる、そうだよね、いいんだよねって自分の気持ちや考え、選択を肯定してくれる感じが心地よかったです。

そう思うと、今までこんなにあなたらしくていいんだよって思わせてくれた本ってなかったかもしれません。


まだまだ半分も読んでないので、これからも楽しみです!

後半にはパートナーとのこととかも書いてあるみたいで、それもワクワクしています!

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