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小4次男の見守り方

次男がまた学校に行きたくなくなってきた。

そんなときはリフレッシュで休むことにしてる。

それでいいと思っているけれど、私の中でのモヤモヤは次男の本当の気持ちが見えてこないことだった。

次男は今、何に悩んでいるんだろう。


言葉にするのが苦手

思い返せば私だってそうだった。

何が嫌なのか、何に困っているのか、わからないことがわからなかった、ずっと。

だから次男に

「なんで学校に行くのが嫌になったの?」

と聞いたところで、的確に答えなんて返ってこない。

まぁ、多くはそういうものだと思うけど、親としては問題解決のために一緒に動きたいと思ってしまい、つい発してしまうセリフだったりする。


長男も次男も、自分の気持ちや考えを言葉にするのが苦手だと思う。

ネガティブな感覚が強くなると、グッと抑えて距離を置くようになるのが長男、感情ダダ漏れなのが次男。

何かがあったのだ、とは伝わってくるのだけれど、何があってどんな気持ちでいるのかまではわからない。

親としてはヤキモキする。

「なんかあったの?つらそうだけど。」

そんなふうに声をかけるのが精一杯。


わからないなら放っておく、見守っていく、それがいいのか悪いのか。

そこらへんの判断にいつも迷う。

でも迷って当然だとも思う。

わからないから、慎重になるし、いろんな手立てを打っておけるのだから。


今の私の判断は…自信がないなりに

数年前は不安が募れば募るほど、心はザワザワし、現実を変えようとアレコレ動いては空回りしてた。

子どもたちは自分の気持ちに素直で、私が思っているようにはならない。

当然なのだけど、モヤモヤしてしまう。


そもそも母親ひとりでは限界があると思うよね。

母親だってひとりの人間だし、考え方の偏りも感覚の違いもある。

しんどいときこそ、何かを手放さなければ…最近はそんなふうに考える。


自分だけでは難しい。

だから普段から見守ってくれる人をつくっておく。

そして、こういうときは見守ってくれている人に、まず最近の様子を聞いてみる。

それでも判断できないとき、私は療育センターの主治医を頼る。

ただ、どうしたらいいかわからない、と行くのではなくて、

「私はこう考えていて、こうしたいと思っているけれど、それについてどうか?」

という答え合わせのような感じで行く。

じゃないと、先生の反応で、余計に迷いの森に入ってしまうから。


実際の行動記録

まずは担任の先生に電話して、普段の様子を聞いてみた。

私「また学校に行きたくない日が増えてきていて。

 本人からは、人とうまくやれないから、みたいな感じで、対人の悩みのようなんですけど、学校ではどうですか?

 以前は週に何回か友だちと遊んでいたのに、今は一切遊んでいないのも気になってます。」


先生「休み時間、他のお友だちと外に行かないで、教室に残っていることが多いので気になってはいました。

 ちょっと口調の強い子が苦手そうなので、席を離すなどの配慮はしています。

 あとはみんなで遊ぶ、というのは苦手そうだなと感じています。

 それから、全体的にはすごく頑張っているんだろうなーって印象は受けています。」


嫌だから距離を置く、というのはいいと思う。

以前はできなかったことで、無理をしてみんなと遊ぼうとしていたから、無理をする必要はないよ、と話したことがあったしね。

しんどいからリフレッシュで休む、これも大切だと思ってる。

休むと少し元気になるから。

あとはどんなことでつまずいているのかを理解することが大事。

そして、相談して多くの目で見守っていく。


先生と話していて、そろそろ一度療育センター(2歳からフォローしてもらってる)で話をしてみようかな、と思った。

次男は学校と家しか居場所がない。

もう一ヶ所くらい居場所があってもいいと思うのだけど、デイは2つ試してみて合わなかった。

そもそも刺激が多すぎるのは良くないと思って、まずは学校と家での生活を安定させることを優先してきた。

学校の支援コーディネーターの先生やカウンセラーさんともつながって、学校での様子を時々見てもらってきたの。

だけど、本人が学校で「この人は味方だ」と頼れる人をなかなか作れずにいて。


本人なりにすごく頑張ってるのはわかってる。

先生の配慮もあり、今年1年で離席やおふざけが減って、だいぶ落ち着いてきたのも良かったなぁと感じている。

だけど、なかなか心を許していると思う感じが見られなくて、私は私で夜にいろいろ話す時間を増やしてみた。

宿題を見ながら、いろんな話をするようにしたの。

だけど、なんだかいつも緊張感が抜けないような気がする。

心をリラックスさせるのはどうしたらいいだろうな。

おやつの時間は笑い話も用意してみたり。


療育センターの主治医は、学校に無理して行かなくていい、と言ってくれる先生だし、問題はそこではないと評価したら違う話をシンプルに伝えてくれる先生。

現状を話し、今親ができること、サポートをお願いすることを整理して、方向性を相談してみようと思う。


というわけで、担任の先生との電話を切ったあと、すぐに療育センターに電話。

診察の予約をお願いした。


あともうひとつ。

夫が帰ってきたら、夫にも現状を伝えて、今次男に必要なのは安心して気持ちを話せることだと思ってることを正直に言った。

私「ダメはものはダメだし、そこで怒るとか言い聞かせるのは必要だと思う。

 だから、怒ったらダメなんじゃなくて、普段の落ち着いているときによく関わったり話をしたりして、普段は安心して話せる関係がつくれたらいいような気がしてるよ。

 現状は、パパよりママの方が怖いって言うけど、相談とかはパパには怒られるからできないっていうじゃない?

 せめて相談できる相手になってもらいたい。

 思春期男子に父親の存在って大事だし、ママでは役不足を感じるんだよね。」


夫「心外だよ。

 オレだってそうやって関わろうと意識してるし、行動だってしてるよ。」


私「うん、やってくれてるのはわかる。

 それは次男にも通じてると思う。

 だけど、パパに相談しようか、と言うと怖いからできないって言う。

 それは事実だから、それとは向き合ってほしい。

 私だって、長男となかなか距離が縮まらなくてずっと悩んできた。

 私なりのコミュニケーション方法でうまくいかないなら、違う方法も試す必要があると思って、いろいろ試したのね。

 私が感触いいな、と思ったのは自分の幼少期や小学校時代の話をしたときかな。

 どうも子どもたち、パパやママはすごいって思っていて、同じように失敗したり、うまくできなかった子ども時代があるって思ってないみたいでさ。

 ママはこうだったんだよねって話をすると親近感があったり、安心感につながったりするんだなって、私は思った。

 そうやって、いろいろ試して欲しいと思うの。

 自分なりにやってるからいい、じゃなくて、思うような関係につながらなかったら、やり方を変えてみる、より響くカタチを模索してみる、みたいに。

 どうかな。

 私はそう考えて、今まで子どもたちと接してきてる。

 少し頭の隅にでも、留めておいてほしいな。」


夫「うん、みかんちゃんの考えは良くわかったよ。」


そうしろって話じゃなくて、これもひとつの種まき。

いろんな人に頼んだり、相談したり、話したりしておいて、どこかで何かが子どもたちとつながったらいい。

だって、脳のタイプが全然違うって、すごく難しいの。

ギュッと近づき過ぎるとお互いに苦しくなるし、いい関係は続かない。

でも離れ過ぎたら、誰が子どもたちを見守ってくれるの?って思う。

だから、信頼できる人や支援機関に種まきする。

それが今、私にできることかなって思う。

いつかどこかで実ったらいいな。



自分に言い聞かせ

さ。

ここまで考えて行動したんだから、あとはなるようになる、天にお任せ。

気持ちを切り替えて、私にできることをしよう。


今日、次男はお休み。

大半はリフレッシュの時間だけど、ネットでプリントを4枚出して、これだけは一緒にやろうって話をしておいた。

学校の勉強、意外と理解してる、スゴイ。

ちゃんと今の次男を知る、理解する、その時間が大事。

プリントが終わったら、長男のカウンセリングへ。

うん、そうやってひとつひとつ、できることをやっていこう。

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