見出し画像

少しずつ踏み固められてきた私の足元

先日、女性セラピストの新たなキャリアについてのオンラインセミナーに出席しました。

私の仕事は対面でこなす仕事なので、オンラインではできないから、リモートワーク化が進む現在においても、蚊帳の外という感じだったんです。

それでも私は、オンラインヨガなどと同じように、提供できることはある!と思っていろいろと模索してきたのですけど、私の頭では限界があり。

結局、今はピラティスを学ぶことで自分のスキルアップをしつつ、メンバーシップでできることを積み重ねていく、というカタチに落ち着きました。

この「落ち着ける」というのが大事だったかも、と思います。


少しずつ視野が広がり、新しい取り組みに自然と目が届くようになってきました。

不思議ですね。

必要なことは自然と目の前にやってくるんです。


そんな自分なりに「決めた」ことで、世界が開けてくるという体験を言葉にしてみます。


決めたことで自分の軸が見えてくる

私は

「お金をもらって働く仕事は、子育てとの両立ができることを優先する」

と決めて、転職しました。

時給も悪くなく、出勤頻度も少なめで、急なお休みにも対応が可能、という好条件です。


その代わり、私が今まで仕事の上でめちゃくちゃ大切にしてきたことができなくなりました。

代わりがいる、つまりみんなで見ていくというシステムでは、対象者一人一人にじっくりと関わるということがなかなか難しいんです。

しかも、当たり前だけれど着眼点が一人一人微妙に違うので、近い視点でその現実を見ているとモヤモヤザワザワばかりしてしまったり。

「モヤっとしたら全体を見る」というクセをつけないと、どんどん私の心が離れてしまいます。

そんなときは「こんなに自分の信念を曲げないとできないなら辞めようかな」という考えがよぎってしまいやすくて。


「仕事は選べる」が前提にあるから、そういう気持ちにもなってしまうんですよね。

あとは、やっぱり正職員で積み重ねていくというキャリア形成は、子育てとの両立との天秤にかけたときに手放してしまったのもありますね。

踏ん張ってでもその職場にいる価値が見出しにくいんです。

それよりはその時々の働きやすさを選択した方がいい。


私は子育て優先って決めたので、この状況でできることやバランスの取れる働き方を実践していくしかないですし、ここまできたら新しい波に乗ってみるのもいいと思ってます。

今までの自分だったらモヤモヤしているだけでしたよね、きっと。

だけど働き方が一気に変わっていくこの貴重な時期だから、新しい視点やネガティブマネジメントで自分を広げていこうよ、と自分に対話する日々。

困難にぶつかったときに世界は広がり、自分は深まるのだから。


何度も自分の心と対話して、時には夫にも聞いてもらい、凝り固まった自分の考えをほぐしていきました。

そして、いつも仕事に食い気味で頑張ってきていた自分の根底にあった

「自分を認められたい、必要とされたい」

という気持ちは仕事ではない部分でも得られることに気づき、その道も模索してきました。

それが、自分の体験をもとに

「ココロとカラダの軸はコアを築くことで安定していく」

という自分の軸を明らかにしてカタチにした、「メンバーシップ」としての行動でした。


メンバーシップをスタートして

メンバーシップに参加してくださった方は、私が大切にしたいことや私が伝えていきたいことを実感されている方ばかりでした。

なので、ご自分で行動されていたり、ご自分の中にある程度軸があり、そこに私の提案する内容を参考にしてくださっている感じがあります。

メンバーの方々の記事を読みに伺うと、とても感覚が鋭くて、日々いろいろと感じていたり、カラダやココロを整えることを意識していきたいと自然と感じられているのだろうと思いました。


ああ、この方々をとても大切にしたい、と思いました。

この先、私は「ココロとカラダの軸」なんて考えたこともないし、大切っていう実感が湧かない、というような方々に対して、気づきを与えられるような投稿を繰り返していこうと思っています。

そこでメンバーシップに入って学ぼうとしてくださった方にとっては、私よりも一緒にチャレンジしていく方の姿にヒント得ることが多いのではないかしら。

そういう場ってステキだなぁって思います。

上手く作っていけたらいいのだけど。


私はね、メンバーシップを「自分のカラダやココロの声を聴く」ヒントを得る場にしてもらいたいし、上手く付き合っていく方法をたくさん知ることができる安心感たっぷりの居場所であるといいな、とイメージしています。

今はまだまだやりながらの試行錯誤中ですが、音声で伝えてみたり、写真で説明してみたり、感覚を言葉にしてみたり、仕組みを変えてみたりしている途中です。


新たな視点と世界

こんなふうに、自分の想いを自分で少しずつ自覚できるようになり、具体的な行動と試行錯誤に進んでいることを言葉にすることで、やっと自分の「存在感」を感じられるようになりました。

母であり、娘であり、妻であるとともに、ひとりの人間なんだって。


常に誰かのために存在しているべきだと思っていたし、誰かに評価されないと価値がないとおもっていました。

無意識のうちに。

いろんなことが一人前にできないとダメだって思い込んでいたし、目の前のいろんなことがこなせない自分は情けないと感じていました。


だけどね、どんな自分であっても、

「私は〇〇がしたい。」

って言っていいんだなって気づいて。

そのとき、フレキシブルに働きたい、やっぱり人と人との関わりを大切にしたい、そういう気持ちがあふれてきたんです。


そんな中で冒頭に書いたセミナーに参加して、たくさんの気づきがありました。

私と同じような状況にある女性が画面で話をしているのだけど、少し話しただけで何かが違うって感じるんですよね。

軸をしっかりと持っている、というのかな。

主催者の方の経歴や考えに共感してセミナーに出たものの、その学びの深みが想定を超えていて圧倒されたというものありました。


私は過去の上手くいっていた自分にとらわれて、というかできるはずなのにできないという思い込みで今のできない自分の方にとらわれてたのかな…。

過去は過去。

今、何をするかが大事、という意識に一気に持っていかれた感覚がありました。

そうやって切り替えていかないと、どんどん取り残されちゃうんだなーって。


それと同時に、登壇されていた女性の言葉に共感の嵐でした。

「周りが大学院に通い始めたり、研究や発表をしていたり、大学で講師をし始めたり、それを横目で見ていて私もやりたいと何度もうらやましく思ったけど、それは自分にはどう考えてもできないので、今できることをやるしかなかった。」

とおっしゃっていて。

その方は私と多分そう変わらない世代の方で、お子さんが3人いらっしゃり、今もフルタイムでお仕事をされている方でした。

そう、子どもに時間をかけようと思ったら全然時間は足りなくて、子育てと仕事の両立だけでもハードル高いのに、さらにキャリアをっていうのはなかなか踏み切れないと思います。

やり切る方もいらっしゃるけれど。

メリハリとか優先順位を明確にして、手放すものは意を決して手放していかないといけないと思うし、頼れるものにはどんどん頼っていく潔さが必要そうというか。

その中で試行錯誤の結果が、その方の今なのだなぁとわかりました。


副業と複業の違いの話もあって、今は複業が増えていて、「自己実現」が主体の、「本業をいくつか持つ働き方」という部分が「サブ」という位置付けの副業との違いだとか。

私もその複業という自己実現を目指すフレキシブルな働き方、ずっと模索してきました。

でもそんな働き方がゴロゴロ転がっているわけではなくて。


だけどいろいろと調べていくうちに、いくつか候補が上がってきて、今少しずつ模索しています。

その中ではいろいろと学びが多くて、ああ、私はこうやって学びを深めるために悩んでいるのかもしれないなぁとふと思ったりして。


また仕事を辞めることになるのか、上手く複業というカタチで運転できるのか、まだまだ見通しは立たないことが多いけれど、少しずつ自分の軸を感じています。

私はいきなりフリーランスでというのはどうも難しい気がするので、今のカタチをベースにいくつか「自己実現」をカタチにしていくというのが良さそうです。

少しずつ自己選択の幅と手放すものをハッキリさせ、「今の私」が大きくブレずにそれなりに余裕を持って生活できるようなスタンスを確立していきたいですね。

本当に少しずつだけれど、1年前の今頃よりはだいぶ整理されたし、地に足がついてきたように思います。

無理せず、周りに引っ張られすぎず、自分のペースを大切にして、大事なものをちゃんと大事にできる生活にしていきたいですね。






サポートのお気持ちがとっても励みになります😊✨その幸せの気持ちを他のたくさんの方へつなげていきたいと思います🎶