写真を変えれば、その周りも変えたくなる
写真の力ってすごい。
先週最終回を迎えた「企画メシ」当日の朝、企画メシ同期のminaさんに写真を撮っていただいた。
場所はみなとみらいの臨港パーク。初めて行ったが、今まで知らなかったのが悔やまれるほど大好きな場所だった。
そこでは、海沿いを走るランナーや木を登る子ども、それぞれがそれぞれの楽しみ方をして過ごしていた。自宅からもう少し近ければ、確実にお散歩コースになっていたのに。
そんな中、minaさんが持ち歩くスピーカーでMrs.Green Appleをガンガン流しながら、私の撮影は始まる。撮影される人のテンションを上げて自然な笑顔を引き出すため、撮影中は好きな曲を流すことが多いそうだ。
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私は、自分の写真が無いことに悩んでいた。
仕事をする上で、もちろんその仕事を選んだ理由やできること、実績は文章で事前に伝える。しかし、そこに載る写真があまりにプライベートすぎると、それだけで仕事を依頼する側は「大丈夫かな?」となってしまうかもしれない。
写真を撮ってもらう上で、自分の価値観やありたい姿、逆にありたくない姿を考えるきっかけになった。
ありたい姿(こう見られたい)の一例はこんな感じ。
・知識がある
・素直で正直
・真っ直ぐ
・アクティブ
・頼りがいがある
逆にありたくない姿(こう見られたくない)の一例は以下の通り。
・親しみにくい
・ふわふわしている
・優柔不断
そこに、私の仕事で大事にしている「ヒト・モノの魅力に光を当てる」を加えて、minaさんは「前向きな光は朝!」と朝の時間に撮影してくれたのだ。
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今まで、自分の笑顔があまり好きじゃなかった。
笑うことは好き。けれど、大笑いしている瞬間を切り取ったそれは目も当てられない。目が細くて口が中途半端に開いて、絶妙にブレている。よく言えば躍動感があり、悪く言えば写りが悪い。
だから、不意打ちの写真は最悪だった。何かの飲み会で適当に撮った写真がアルバムで送られてきても、大笑いする自分の顔が写り込んでいるのが本当に嫌だった。
写真を撮るときは、目を開いて口角を上げて、少し口を開いて前歯を見せる。いつしか私は、同じ顔でしか写真に写らなくなった。
けれど、今回撮っていただいた写真はどれも魅力的だった。カメラの腕でこんなに見え方が変わるなんて。
そして、その写真をプロフィールに入れると、一気に印象が変わった。なんというか、「ちゃんと仕事してます」感が出たというか。
写真ひとつ変えただけで、周りも整えたくなった。
今まで腰が重かったポートフォリオも、これを機に早く更新したい。
ひとつ綺麗にすると周りも綺麗にしたくなる。まるで掃除みたいだ。
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