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いろいろな世界を見たいけど、やっぱり最後は実家に帰りたい

パートナーとの同棲を始めて約2ヶ月。今でも私は週に一度、同じ県内の実家に帰る。

オーケストラの練習会場が実家の近くなので、それに合わせてプチ帰省する形なのだが、帰った次の日の午前中、住み慣れた自分の部屋で、小学校に上がる前から使い続ける机と椅子で作業する時間が、たまらなく好きだ。


前回、「安心」についてのnoteを投稿した。

パートナーとつくる日常に、私はまだ安心できていない。
それを振り返って言語化したからこそ、ふと力が抜けて、どんな格好でうろうろしても、何を話しても無条件に受け入れてくれる、そんな実家の安心をより強く感じた。

安心は、小さな平和の積み重ねだ。
小さな平和は、日々の思いやりと感謝で溢れている。

今まで、パートナーとの日々を「日常」「安心」と感じるのは、一緒にいる時間を格下げしてしまう気がしていた。当たり前であってはいけない、毎日が新鮮で特別でありたい、そうでなくてはいけないと思っていた。

けれど、安心が小さな平和の積み重ねなら、その日々を「日常」と感じるのは当たり前ではなくて、むしろありがたいことだと思う。


旅先でどれだけ刺激的で楽しい体験をしても、パートナーとどれだけ穏やかな日々を過ごしても、最後はやっぱり実家を求めてしまう。

きっとその順位は、この先も変わることはないのだろう。

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