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ライターが知っておきたい編集のお仕事|SHElikesライターコミュニティイベントレポ

先日6月27日に行われた、SHElikesライターコミュニティ主催のイベントアーカイブを見ました!

登壇者は、SHE株式会社のオウンドメディアSHEsharesの編集長・光保子さん。

編集の仕事はいままで知る機会が無かったのですが……。
仕事の根底にあるのは、家族やシーメイトさん(SHElikesの受講生)に対する光保子さんの「想い」

スキルや経験も大事ですが、それより仕事に向き合う信念に感動してしまいました。

【前提】ライターが編集の仕事を理解すること

イベントの冒頭で、「どんなライターになりたいですか?」という問いがありました。

私はぶっちゃけあまり固まっていないのですが……、いまのところやっていて楽しいのはインタビューとエッセイなので、それが仕事になればいいかなと思っています。

書く仕事と編集の仕事。一見畑違いのように見えますが、どんな仕事をするにしても、編集への理解を深めることは記事のクオリティや仕事の精度の要となるそうです。

編集の仕事ってどんなことをされている?

【1からメディアを育てていく🌱】

・メディア運営の目的と、逆算したときに作りたいものを設計する
・出費してくれる人の決済をとる
・共感してくれる仲間を集めて、環境をつくる
・企画を練る
・ライターさん、カメラマンさん、デザイナーさんと一緒に記事を作る
・SNS、広告など読んでもらう施策を打つ

制作の前と後の作業も込みで編集!こんなに幅広いなんて……。

編集のお仕事のモチベーションはなんですか?

過去への執着と個人の欲求が両立できる仕事だから

この背景には、光保子さんの家族が強く影響しています。


光保子さんの母は、光保子さんが小学3年生のときに一度デザインの勉強をしましたが、子育てなどの影響で挫折してしまいます。

しかし光保子さんが社会人になり、母が夢を諦めたことを目の当たりにして、どうにかしたい気持ちが湧きます。「いまSHEに入ればデザインの勉強をさせてあげられるのでは?」と、PCを買ってもらい、再びデザインの勉強をすることになったのです。

ですが、光保子さんの母は50歳過ぎ。PCの扱いに苦戦してまた挫折してしまいました。

この経験で、光保子さんは「母に2度も挫折させてしまった」と後悔。それと同時に、母の挫折の原因は「50過ぎて未経験の私にできるはずがない」という思い込みだと思ったのです。

どんな人でも「わたしに似てるかも」と思える人の挑戦のメディアをつくりたい。

現代を生きる女性が求めている「私にもできるかも」物語を見せたい。

それが「過去の執着と個人の欲求が両立する」いまの仕事につながっているようです。


ちなみに光保子さんは、話をストーリーにするのが好きで、脚色したくなっちゃうそうです(この話は事実ですが、脚色も入っていて…?笑)。

すごくわかる!
私がエッセイにハマった理由はきっとそれです。言語化していただきありがとうございます……。

FBの際に心がけていることはなんですか?

・クリエイターさんが作ったアウトプットをいちばんに見れるのは、編集やディレクターの特権!
・最初に素直に感動や感想を伝える。その上で……

左脳の部分
①記事の目的を達成するタイトル・構成か
②導入で心惹かれるか
③誰かを不快にさせたり、炎上したりするリスクがないか
④日本語として正しいか
⑤文章のリズム感は読みやすいか

クリエイターさんへの敬意が前提にあると、その後のご指摘もすんなり入る気がします。

ライターが自分で記事をチェックする際のポイント

①まず森を見ること
→大枠を決める。記事全体を俯瞰する
②1日あけて、声に出して読む

記事のタイトル付けのコツを教えてください!

具体性と抽象性のバランスがはじめて読んだ人の興味を引けるか?

現代は、タイトル1秒見て「読む・読まない」が判断される時代。内容よりもタイトルを考え抜くことが大事!

いいことを言おうとするとどんどん抽象的になってしまうので、特に常識と違う具体性を入れると刺さりやすくなるそうです。

編集スキルアップするためにおすすめのインプット・アウトプット方法を知りたいです!

インプット
・深める:自分の好きな作家さんの本を読みまくる
・広げる:流行っているものを見てその意図を想像する
アウトプット
・深める:興味がない人に自分の深い知識を楽しませる
・広げる:想像した意図を言語化する

深める能力とミーハー力を両立できる人が強い!

そしてその追求は横展開できます。

たとえば、大谷翔平選手が大事にしていることと、スティーブ・ジョブズ氏が大事にしていること。職業ややっていることは違くても、お互いを追求していけば何か共通して大事にしていることはあるはず。

何かを追求すれば、他の分野に共通することがあるのです。

光保子さんが思う素敵なライターってどんなライターですか?

細部に命を宿せる人

仕事で書くことももちろんできる、が、その中で自分のこだわりを出せる人は素敵なライターだと思うそうです。

記事がその人自身の作品になっているか。

誰でも書ける記事ではなく、その人の色が出ているか、という解釈ですかね。

今回のイベントを受けた私のTodo

・どんなライターになりたいのかわからないなら、とりあえずいろいろやってみる!
 →「楽しい」「夢中になれる」の共通点がどこかにあるはず
・SHEsharesのWantedlyを見てみる
 →見るだけならタダ!笑

違う視点を頂けて、今回も学びが多かった💡

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