お酒を飲むとなぜ喋りすぎるのか問題
ああ……また喋りすぎた……。
こうして懲りもせず毎回、居酒屋のトイレの個室でひとり頭を抱える。アルコールに浸った頭をフル回転して、「もう黙ろう」とつぶやく。小さく決心してお酒の席に戻り、途端に黙り込むことを決めても、話を振られると元通り。普段だったら絶対に言わないことも言いすぎてしまう。さらにその状況下にいる私は皮肉なことに、とっても楽しい。
私はアルコールが入ると途端に口数が増える。気にし始めたのは社会人になって3年目くらいからだが、きっとお酒を飲める年になってからすでにそういう傾向があったんだと思う。
居酒屋が大好きで、気の許せる人と一緒に囲むお酒の席はもっと好き。だからこそ私の「喋りすぎ」は二乗のスピードで加速するし、トイレの個室で「ああ、また自分だけ喋っている……」とぎりぎり自覚しては冒頭の反省会を繰り返す。
これってどうしてなんだろう。
思えばこの問題の原因について、深く知ろうとしてこなかった。これを機に「酔うと口数が増える」と検索すると、Yahoo エキスパートでその答えはすぐ出てきた。
なるほど……。
どうやら普段うまく喋れないことの皺寄せが、お酒の席で一気に押し寄せているようだ。な、なんて迷惑な……(震)。
確かに私は対面で喋るとき、伝えたいことの1割も話せていない自覚がある。それは大抵、緊張やタイミング、頭の回転の遅さに起因していて、その場で適切な言葉を選ぶことが本当に苦手なのだ(インタビュー時はいつもカンペのカンペまで用意する)。
これはどうやって対処すればいいのだろう。
飲み会の前日は片っ端に電話して、話したいことを吐きだす?
あるいは同席者に「お前喋りすぎ」と指摘してもらう?
もはや、この話自体をネタにしてしまう?
せっかく原因がわかったのだから、同じ失敗はもう繰り返したくない。というのも、次のお酒の席までもう、24時間を切っているのだ。
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