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チョコザップのおかげで10kmマラソン完走できた。でもそろそろ卒業時期かも

「ランニングする!」と決めた今年1月、私はチョコザップに入会して毎日少しずつランニングしていた。

走るだけなら外でもできる。わざわざジムなんか行かなくても、と言われることも多い。それでもジムを選んだのは、「走らない言い訳」を極限まで削ぎ落としたかったからだ。


外で走るのは制約が多すぎる。
まずはランニングコースの確保、次に時間、最後に気力だ。

私は自分が走っているところを見られるのが本当に苦手(自分が気にするほど見られていないことはわかってるけど!)で、だからコースや時間は人が少ない合間を縫って決めないといけない。これだけでだいぶハードルが高いのに、いちばん重要な「気力」が襲いかかる。そしてやっとここをクリアしても、自分ではどうしようもできないラスボス「天候」が待ち受けるのだ。

その点ジムはコースを確保する必要は無いし、好きな時間にいつでも走れる。周りもトレーニングしている人ばかりなので外で走るより恥ずかしさが無く、天候を言い訳にすることも無くなる。多少の会費を投資しても、習慣化しやすいと思った。そうなれば気力すらいらない。

チョコザップに入会した当初に立てた目標は、「とりあえず毎日行くこと」。前述した通り、気力を乗り越えるには習慣化が手っ取り早いし、行ってしまえばどうせ走る。走る距離はまちまちで、1kmで終わるときもあれば、頑張れそうな日は3km走る、当時はそのくらいの体力だった。


今年1月から通い続けること4ヶ月、満を持して参加した黒部名水マラソン大会。海岸沿いの10kmはとても気持ちが良くて、楽しかった。このままマラソンを続けたいと思い、今度は10月の東京レガシーハーフマラソン大会に出場予定だ。10kmまでしか走ったことのない私は、あと3ヶ月で倍以上の距離を走れるようにならないといけない。


そうなるとチョコザップはもう、卒業かもしれない。


チョコザップは「混雑時、ランニングマシンは15分で譲る」ことがマナーとされている。どのチョコザップに行っても常にランニングマシンは人気で、どれだけ走る気力があっても15分で泣く泣く切り上げるパターンがほとんどだった。走る前のウォーミングアップと、その後のクールダウンを含めると、15分だと実質2kmくらいしか走れない。そんなんじゃもう、満足できないのよ。


今日乗った電車に「初心者向け」と謳ったチョコザップの広告が目に入った。自分はもう、初心者じゃないのか。そう思うと、寂しさの中に少し、自分の成長を感じる嬉しさがあった。

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