シェア
Mika Koyama
2018年11月14日 10:54
「美しいでしょう?」彼女が自慢げに指差す先には、鳥の死骸が横たわっていた。「みんな気持ち悪いっていうんだけど、わたしにはとても美しいの。見てこの色、骨のラインを。」骨が見えて羽が取れかかっている鳥たちは、柔らかな陽が差し込むサンルームにに、きれいに並べられていた。ぎょっとしているわたしを尻目に、まるで新しいアート作品を、目を細めて眺めるかのような彼女。わたしには、何が美しいのかま