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ニチアサの話がしたい vol,1

【今週のニチアサの話】 

「始まってから一回も面白くない回が無い」と思えるTV番組って、一生のうちでいくつ出会えるんだろう。たかだか100年未満の人生、TVを観れる時間も限られてるしそうそうは無いはずだ。

 ぱっと思いつくものだと、ウルトラマンメビウスにゴーゴーファイブ、キョウリュウジャーに仮面ライダー龍騎にウルトラマンギンガS、アニメだとキルラキルやGo!プリンセスプリキュアあたりも入れたいし、最近だとドラマ美食探偵なんかも全話神回だったな…(結構あるな)
 まぁとにかく魔戦隊キラメイジャーも「始まってから一回も面白くない回がない」TV番組のひとつに是非数えたいのだが、先週の放送(第16話)における宝路の過去のトラウマに寄り添って再起を促す瀬奈と、彼女の主張が個人的にめちゃめちゃ良かった。

 30年前、バレンタインに強がってフラれた宝道を懸命に(時に強引に)立ち直らせようとする瀬奈に宝路は「女の子として同じ嫌な思いをしたことがあるんじゃないか」だとか「実は俺に気があるのでは!?」みたいな一昔前のトレンディドラマ風の予想(しかもこれが宝路の実年齢の世代のドラマあるあるなのがまた……)を立てるのだったが、それを「そんなわけないじゃん!」と瀬奈は一蹴。性別や恋愛絡みのフラグをバキバキと全てへし折って「チームで戦う者、常に全力を出さねばならない者」としての気持ちで宝路を助けていたことが明らかにする。9話のかるた回でも描かれていたが、トコトン瀬奈はアスリート気質であるというキャラクターに強度と魅力が更に増した一幕だった。

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