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地下鉄サリン事件(1995年)当時、自衛隊医官として対応にあたった青木 晃さんのお話が凄かったからシェア。と、危惧してる事


地下鉄サリン事件ご存じですか?
当時、対応にあたった自衛隊医官※さんの備忘録がミラクルすぎる内容だったのでシェアします。事実は小説よりも奇なり…

※自衛隊のお医者さん。
防衛医大卒業後、幹部候補生学校や衛生学校で、戦時(有事)の医療を学び、訓練を受けているそうです。



その事件ってなに?

東京の地下鉄(現:東京メトロ:丸ノ内線・日比谷線・千代田線)で、8時頃車内にサリン(神経ガス)がまかれた事件。死者14人、負傷者6300人
犯人は、宗教団体のオウム真理教。事件の動機は、教団への捜査の撹乱と首都圏の混乱させることとされている。
1995年当時としては、平時の大都市において無差別に化学兵器が使用されるという世界にも類例のないテロリズムであったため、世界的に大きな衝撃を与えた。
…wikiをもとに一部改変





どこで見れるの??

青木さんのFacebookからお読みいただけます。
※全体公開(🌎マーク)になっているから、FB登録してない方でも見れるはず。



【長文です】 1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件…オウム真理教が起こした未曾有のテロでした。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、今もなお、PTSDなどの後遺症で苦しむ方々の症状が少しでも改善しますようお祈り申し上げ...

Posted by 青木 晃 on Wednesday, September 15, 2021

この話は、年末12月14日(火)21時〜22時、NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で放映予定です   ↑の記事より




超要約

※ネタバレあり。独断と偏見ありのざっくりまとめです。ぜひ↑ご本人の文章を読んでみてください。


・8時頃事件発生
地下鉄で爆発、地下鉄車内で急病人発生との通報が警察・消防に入る。警察から自衛隊へ依頼が来る。青木氏も対応に参加することに。
(何が起こっているか、何が原因か事件発生当時はまだわかっていない)
・9時前:自衛隊中央病院を出発。
 「何かの役に立つかもしれない」と思い、机の上に放置してあった衛生学校でもらった教本や資料を一緒に持って行く(※)。
・10時頃:支援先の病院(聖路加国際病院)で、青木氏が負傷者の診察に当たると…「こ、これは、10日前に答案用紙に書いた5つの臨床徴候だ!」

・それは、いわゆる毒ガスに晒された時の症状だった。
(10日前の卒業試験にたまたま出ていた)

・衛生学校在学中の自己鍛錬時間に英書の翻訳をし、担当が神経剤、毒ガスだった。

・支援先の病院の先生に、診断・初期治療の方法を、その根拠資料とともに説明できた。(※たまたま持って行った資料が役に立った)

という出来事を、その青木氏自ら語っている文章です。



感想

・舞台が知ってるところ過ぎて、ぞっとした。
事件は知ってたけど、当時はまだ子どもで、ここまで詳細には知らず。
もうね、知ってる、行ったことあるが舞台なんだわ。

丸ノ内線・日比谷線・千代田線…東京で働いていた時、乗ってましたよ。
朝の8時なんて通勤ラッシュでもみくちゃよ?

霞が関駅も乗り降りしたなぁ。
地下鉄の(地上への)出口も、大行列で、逃げ道ないよね。

そして、聖路加国際病院。
こちらも少しだけお世話になったことがありまして。

通勤してるときにあんまり知らなくて、逆に良かったかもしれないレベル。


・にしても、ミラクルが過ぎる‥‥。
進〇ゼミで見たやつだの 超すごいやつすぎる。こんなことってあるんですね。
対応、および今回のFB記事もありがとうございます。


・ミラクル話たくさん
青木氏のお話以外にも、たくさんの人・企業の協力話が出てきて。

例えば、
・TV報道で事件を知った医大の教授が、治療法を病院にFAXで伝えたり

・解毒剤(PAM)の話。
治療には、解毒剤が大量に必要だが、そんなに普段からストックしとくものではないらしくて。東京都内の病院にあるのは使い切っちゃったんだって。

そこで、
・薬卸業者が新幹線で連係プレーして解毒剤かき集めたり
・製造会社がこっそり作ってて(※)。急遽、空輸したり。
 (※)有機リン薬剤(有毒なもの)を作っている責任上解毒剤も用意しておくのは同社の責任だとして、会社トップの決断で、毎年製造を続けていたそう。


・あの長い車内アナウンス

「 駅構内または車内等で不審物・不審者を発見した場合は、直ちにお近くの駅係員または乗務員にお知らせ下さい」って掲示&アナウンスがあるんだとか。


・危惧してること

スピリチュアル、霊能力、宇宙パワー、○○の神様、龍神、大天使…etc
いわゆる「視えないもの」「うさんくさい」と言われがちな おはなし
(一部、視えてる人もいるのかもしれないけど)

私もそういう話は大好きです。
実際、そういう本読んだ感想文書いてたり、占いしてたりもします。



しかしさあ、、、
これも一歩間違えば、こういう事件起こしかねないなと思っています。

この事件だって、犯人側は、信仰のために
「正義」「私たちは正しい、善い事をした」のつもりでやってたんだよね。

よく言う「ワクワクに従おう!」もさ、
当時の犯人側の人々「信仰への没頭」してた人からしたら、たぶん「ワクワク」したんだよね。
計画してるとき、実行してるとき、実行後も。
※松本智津夫被告公判での杉本繁郎証言に「事件後喜んでいるような証言があることから


スピリチュアル、霊能力、宇宙パワー、○○の神様、龍神、大天使のおつげ
お言葉? 直観? なんでもいいけどさ、

「なんだそれ?」「オカシイな」と思ったら、すぐ離れましょうね?
全知全能だったとして、そんなこと要求してくるのかね???

そして、「あれ?」って思った時、仲間内(同じグループの人)に相談しても、その人たちは、「違和感を感じていない」し、「信じてる」から、同調圧力で引き留められるだけだよ。

仲間内でない人(そのグループに居ない人)や、赤の他人に相談してね?
第三者に説明できない状況ってのが、すでにオカシイよ。
後ろめたい、なんか言われると、自分自身が思ってるってことぢゃん。

自分の感覚・感性に従って生きよう! の風潮は、大賛成。
ただし、私の教えに従いなさい、○○は悪です! こ〇しなさい 系には、要注意ね。

悪だけ、善だけ で、この世出来てないよ。
正義の戦いをした時点で、それは負け だと個人的に思っています。


スピリチュアル、目に見えないパワーも、用法容量を守って、正しく(※)お使いください。
※正確に物事を見よう。って意味。
どこまでが、定量的(数値、記録で測れる)事実?、
どこからが、定性的(数値で測れない)事実?
どこからが、あなたの気持ち?


お亡くなりになった方々のご冥福と、今も後遺症で苦しむ方々の症状が少しでも改善しますように。
また、二度とこんな事件になりませんように。


関連書籍もある

村上春樹による被害者へのインタビュー集:アンダーグラウンド


自身も事件に巻き込まれた映画プロデューサー:さかはらあつしによる著書


おまけ


自分を信じよう! こうしたらイイかも!も度が過ぎると…

自分の中の「神様」に従わなきゃ!
をやってたら…強迫性障害、摂食障害、精神病院入院を経験された方のコミックエッセイ

本人の視点のお話と
その家族の話もみててツライ部分が…。

※リアルなのでトラウマフラッシュバックしそうな人はみないほうがいいよ!


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