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岸田奈美ちゃんの発想と発信に激しく共感したニューヨーク朝8時。


ニューヨークと日本の時差13時間。(冬季は14時間)
日本との仕事はこちらが「アウェイ」になるので、たいてい日本側の都合優先でズームミーティングをやることが多い。
私の周囲は夜型が多いせいか、ほとんどの場合、ニューヨーク早朝にセットされる。
子供達を送り出して、朝シャン(死後)で濡れた髪のままで参加するという不謹慎なことも、画面越しだから、なんとか見逃してもらっているのは、ありがたい。

さて、岸田奈美ちゃんと、ズーム対談をした。
あまりに思うことがたくさんあったし、皆さんへのお知らせもあるので、いつものアメブロに書きかけて、やっぱりこちら(note)につらつら書き留めておこうと思った。

奈美ちゃんとの出会いは、こちら。

実は来月、彼女と一緒に登壇する企画がある。
その前情報を受けて、某メディアが彼女と私の対談記事掲載のための取材をしてくださることになった。
で、このところ、打ち合わせとか、雑談とかで。
彼女と続けてズーム対談。

ネタバレになるので、あまり詳しく書けないけれど。
記者さんが事前に用意した質問に、私たちが交互に答える流れのはずだったが、盛り上がり過ぎて、宇宙の果てまで行った気分になった。

奈美ちゃんの感性も、洞察力も、伝える力も、群を抜いているのは百も承知だったけれど、これほどまでに私の気持ちを代弁してくれる人と出会えたことに、新鮮な驚きの連発だった。
きっと、才能以外の何ものでもない。

「お互いの著書を読んだ時に、どう感じたか」という質問に、
「美香さんは、こういう気持ちで御自身の本を書いたのだと思う」と奈美ちゃんが語り出した。
彼女曰く、「私が書く時は必ず、寂しさ、怒り、悲しみといった感情があります。でも悲劇を笑って話したら喜劇になる。そこで皆さんに共感してもらえたらと思うんです」
「美香さんと私はアプローチ方法が違うだけ。伝えたいことは、きっと同じなんだと思います」

なんだ、なんだ。
親子ほど歳の違う彼女なのに、私が言えないことをスコーンと言ってくれる。
爽快感に似た感情が、秋を迎えたニューヨークの朝日に映える。

車いすユーザーのお母さんと海外旅行をたくさん経験してきた奈美ちゃん。
「ニューヨークが、一番自分らしくいられた街だった」という言葉も、人と街をよくよく見て得た彼女だからこそ、核心をついている。
MISIAのコンサート会場で、彼女たちを助けたのが、私たちの共通の友人(トシ・カプチーノ氏)だったという話で、記者さんもまた盛り上がる。

時差も距離も超えて、1日中話していたい気持ちでいっぱいだったけれど、日本はもう夜更けの時間。
続きは来月のリアル企画で実践しよう。

「困った時は、人助け」
ニューヨークのメンターでもある友人からもらった言葉が、奈美ちゃんとの出会いを引き寄せてくれたことを思い出す。

どこかで助けてもらったら、必ずどこかでその恩を返していこう。
改めてそんなことを思ったニューヨーク午前8時。

さて、まだこちらは陽が高いぞ。
今日も無事に、1日を過ごせますように。



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