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看護師の卵

いつの時代も、看護師になりたい理由はあまり変わる事はありませんが、看護師を辞めたい理由は大きく変わってきています。
私が病院で働いている時代は先輩方が結婚して妊娠したことを理由に退職、または休職されることがほとんどでした。

しかし今の時代はなんと、人間関係を理由とするものや、業務が多いなどのストレスから辞める決断をすることが多いというのです。

今、私の勤務している施設に看護学生さんが実習に来ていますがやはり看護師を目指す理由はお母さんの影響であったり、家族に関わった看護師さんの優しさに触れたことです。

平成生まれの看護師の卵たちは、自己主張が苦手で人に気の目を気にしがちなようです。
しかし、看護とは判断力とその責任を持つという覚悟の中にありますから優しさだけでは務まりません。
まずは心の状態を整えてあげる方が優先されるので時に医師の指示に疑問を持つこともあれば、根拠だけでは語れない話もあるのです。

数値やデータよりも感覚の方がより正確であるという話は大きな声では語れませんが、看護学生さんも興味深々!
看護の本質は、生きる言動力を引き出すこと、活かす技術です。
そのためには、学校で学んだ知識と現場の経験だけでは足りません。これからの時代は感覚を研ぎ澄ませた高次と繋がるナースが必要!
卵の殻を破るお手伝いをするのも更年期看護師の役割ですね。






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