更年期からのヒップアップ
更年期になると、若い頃に比べてお尻の形が変わってきます。悲しいかな、丸から四角へ変形します。
頑張って筋トレしても、後から襲ってくる筋肉痛が耐えられずに三日坊主になる方も多いと思います。しかし、幾つになっても筋肉は鍛えられるのです。
今回は、簡単にできるお尻の運動をご紹介します。
お尻歩き
①両足を伸ばして床に座ります。
②骨盤を引き上げて、足の付け根から前に出すイメージで、左右のお尻を交互に動かし前に進んでいきます。
③狭い場所なら、前に行ったり後ろに下がったりと工夫してみてください。
これが意外と楽に出来るんです。
そして、ヒップアップの効果抜群です。
気になる方はどうぞ試してみて下さいね。
私も合気道の師範に教えて頂き、毎日実践しています。
筋肉組織はアクチンとミオシンから成る格子模様をしていますが、振動の連続によってしめ縄のようにキュッと硬く結ばれながら、らせんを描いていくのが本来の体の使い方だそうです。
体を緩めてらせんのように動かすと、筋肉同士が連動していくので、余計な力を使わなくても流れるように体が動き疲れません。
それどころか、ほぐれて循環が良くなり慢性的な痛みや凝りがなくなっていくので驚きですね。
歳を取ると、体の自由がきかなくなるといいますが、体が自由に動かないのではなく、緩めることが苦手なだけ。
「頑張って筋トレしなくては!」と我慢強いことが、決して良い事ではありません。
緊張や凝りは、続くとカチカチやコリコリのもとである乳酸を増やして死後硬直と同じ現象を起こしてしまいます。
現代は、体のパーツごとに力を入れる筋トレもありますが、やり過ぎは呼吸を荒くさせて凝りを強めたり筋肉痛という辛い現象を起こします。
更年期からは無理は禁物です
面積の多い大臀筋を鍛えるのは、かなり大変です。
だからこそ、脱力から成るらせんの動きです。武道や能、歌舞伎、茶道や華道などの日本文化は身体の使い方を大切にしますので、筋肉に負荷がかからず、筋肉痛もありません。
簡単で、より効果的で、長く続けられるお尻歩きをどうぞお試しください。
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