ふらりとお散歩していて、ものづくりをするときの心構えを考える
連休明けの月曜日、秋晴れで気持ちの良い天気でした。週初めに天気が良いと気持ちが上がります! 今週もものづくりnote続けていきます。
連休最後の日曜日、銀座に用があり行ってきました。予定を済ませちょっと買い足したいものがありユニクロへ。
ユニクロって銀座に2店舗ありますが、中央通りにあるのがユニクロ銀座店。マロニエゲートに入っているのがUNIQLO TOKYOという名前でグローバル基幹店になっているのですね。(昨日初めて知りました)
昨日はマロニエゲートの方に行ったのですが、買い物を済ませて同じビルの地下をぶらぶらしてみました。
実は地下にペット関連のショップが充実しているんです。
私、今年の2月末に犬を飼いはじめました。豆柴のソルくんは、すくすく育ってまもなく生後10ヶ月、お迎えして丸7ヶ月になります。
で、今までは興味がなかったペットグッズのお店があるとちょっと見るようになりました。
昨日そのエリアを歩いていたら、面白いショップを見つけました。
WANS.tokyoさん。わんちゃんのオリジナルグッズを制作するお店でした。
店内には、ワンちゃんの顔写真やイラストを入れたグッズが所狭しと並んでいて、私も思わず足をとめみてしまいました。
ものづくりを生業にしている私から見ると、並んでいる商品は特別なものではありませんでした。
失礼な意味ではなく、いずれもつくろうと思えばつくることができるものだという意味です。
しかし、こちらのお店はまずもって銀座の一等地にお店が出せています。そして、実際に私がお店を覗いたのは3連休最後の日曜日の夜19時をすぎた微妙な時間にもかかわらずお客様が興味を持ってお店の方に話を聞いていました。
特別なものの定義って色々あると思うんです。
本当に、希少な素材でつくったとか、全て手作業でつくったとか、そういうのももちろん特別なものと言うでしょう。
そうでなくても、興味のある人にとって、良いタイミングで興味のある商品がうまくはまれば、それもその人にとっての特別なものになると思うのです。
このお店を見ながらそんなことを考えました。
犬を飼っている人がうろうろするエリアにあり、その場でお店の方に相談しながら大好きなワンちゃんのイラストや写真を入れたグッズを注文できる。これは超特別なものになるでしょう。
ノベルティをつくる立場として、考えさせられます。
前々回の記事でノベルティとは語源からすると特別なもの、目新しいもの、なのだと書きました。
それを否定するつもりはありませんが、お客様に合わせた、その人その人の特別・新しさを追求するのが大事だなと思うのです。
ついつい、新しい手法・新しい素材があると勧めてみたくなります。
しかし、お客様によっては、できるだけ早く欲しい、できるだけコストを抑えたい、できるだけ印刷をきれいに仕上げたいなど、想いはそれぞれ。
まずは、とにかくお客様のご要望をきちんと聞いて把握すること。
何よりもそれが一番だと、再認識しました。
そこを聞き間違えて、こちらの想いが先行したお節介な提案をしないようにしたい。
そんなことに思いを馳せる、休日散歩でした。
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