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ファンとは「応援させてもらう人」

ファンというのは実に身勝手な存在だ。

メディアやネットの情報を見て、好き勝手なことを言う。

勝手に期待したり、勝手に失望したり、すべてを知っているわけもないのにすべてを知っているかのように褒めたり貶したりする。

選手が打席に立てるのは、ファンのおかげではない。
その選手が努力して能力を身に付けたからだ。

私達ファンは、それを見せてもらって、応援させてもらっているだけだ。

応援がわずかでも選手の力になってくれたら嬉しいと思いながら、それでもその打席はその選手のもの。その投球はそのバッテリーのもの。チームの采配権は監督のものだということを知っている。


なんで「それ」が好きなの?と聞かれても、うまく答えられない。でも好き。そんな人やものに出会えることはなかなかない。

「それ」がある人は幸せだと思う。心を揺さぶられて一喜一憂するけれど、「それ」を知らなかった平穏な自分には戻りたくない。

ただ好きでいる。ただ応援したい。
そういう純粋な気持ちにさせてくれる存在があることに感謝する。
いつも「応援させてくれてありがとう」と思いながら、応援する。

「本当のファン」は、きっとこんな気持ちなのではないかと思う。

だから、一つの勝敗で一喜一憂するメディアの言うことなんて、本当にどうでも良い。メディアは偏ったストーリーを作って盛り上げたいだけ。それは一面から見た事実かもしれないが、一面からみた事実でしかない。

ファンは、選手の努力の一端は知っていることもあるけれど、全部は知らない。
選手の努力の「すべて」を知っているのは、選手本人だけ。だから、結果が良かった、悪かった、満足、不満足も「本人がどう思うか」だけで良い。
自分の人生なんだから好きに生きたらいい。好きに生きているその生き様を応援してくれる人が絶対にいる。

ファンが言いたい事なんて、これしかない。
「あなたを応援しています。あなたに勇気をもらっています。ありがとう」

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