三日坊主とトイレ掃除
三日坊主になりたくなさすぎて新しい行動に踏み切れない。
三日坊主を言い訳にして新しい行動を避けてしまう。
そんな三日坊主の呪縛から逃れられなくなった人に、ぜひ試してほしいことがあります。
それはトイレ掃除です。
トイレ掃除に抵抗がある人は多いと思いますし、トイレの神様がいるかいないか、風水的効果みたいな話は専門外ですが
著名人がトイレ掃除で運気が上がった話
経営者自身がトイレ掃除を続けることで業績が回復した話
有名企業で社員研修にトイレ掃除を導入している話
など、トイレ掃除の効果に関するエピソードをネットやテレビで見聞きした人は結構いると思います。
そんなトイレ掃除が、なぜ脱三日坊主に効果的かというと
予行演習にしやすい
結果が一瞬で出る
継続のハードルが低い
からなんです。
予行演習にしやすい
ダイエット、ランニング、資格試験の勉強など、本命の行動(自分が習慣にしたい、本当にやりたい行動)とトイレ掃除をやることとは、全然関連性がないように見えますが
変化を嫌い現状維持を好む脳では、全て同じ・・やりたくないこととして判断されます。
「自分の健康のためにダイエットするのに?」
「昇進のための資格試験だからモチベーションは高いけど?」
と腑に落ちないのは当然ですが、脳は感情に左右されるよりも前に現状との差や変化の有無で瞬時に
ダイエットに対して
『(飢餓状態を避けるため)これからも食べたいものを食べて体内脂肪を維持したい』
資格試験の勉強に対して
『(目先の快楽を得るため)難しい勉強を始めるくらいなら好きな動画を観ていたい』
と脳にとって都合がいいように、すり替えをしようとします。
一方で、トイレ掃除/ダイエット/試験勉強・・
だからこそ、予行演習として簡単に今すぐ始められる
トイレ掃除が継続できれば→それが成功体験として脳に刻まれ→今後本命の行動に取り組むときの自信になるわけです。
結果が一瞬で出る
さすがに1回だけの掃除では、トイレの嫌なニオイがしなくなって黒ずみや汚れが真っ白ピカピカになることはないです・・
でも、きれいになった箇所をその場で確認することで、確実に成果を実感できるので、行動したら即ポジティブな感情を味わうことができます。
ここがポイントで、ダイエットや試験勉強のように苦労を重ねて頑張った後に成果がついてくる(かもしれない)行動と違い、トイレ掃除は行動と成果を実感できるまでの時間差がほぼないので、脳が嫌がる隙を与えず楽しいことと思い込ませるのも簡単なんです。
そういう意味では、トイレ掃除ではなくて、玄関の掃除やキッチン・洗面所など水回りの掃除でも代替可能と言えます。
継続のハードルが低い
毎日生活している自宅であれば、トイレを3日に1回しか使わないなんて人はいませんよね。
「トイレに行く」という習慣(自動化された行動)にトイレ掃除をくっつけることは、新しいことを始めるよりも比較にならないくらい継続しやすい好条件となります。
さらに昨日やった掃除の箇所がそのままキレイだとうれしいし、汚れていると悲しくなります。
自分で意図せず汚してしまったり、お子さんやご家族が・・・みたいな不測の事態が起きて、ちょっとヘコむのはトイレ掃除あるあるですが
準備のしやすさ
実践のしやすさ
成果の出る早さ
これらのどの項目も満たしているため、継続しやすい行動としてイチオシと言いきれます。
まとめ
脱三日坊主体質になるために、トイレ掃除が効果的な理由は
予行演習にしやすい
結果が一瞬で出る
継続のハードルが低い
からです。
ちょっと余談になりますが、トイレに限らず掃除の習慣化に取り組む場合、掃除をする対象範囲が広いのか狭いのかはとても重要です。
そういう観点からもトイレ掃除は範囲が狭く限定されていて、取り組みやすいので、やってみて損はないですよ〜。
まずは床だけとか、便座だけとか、小さく小さく始めるのが継続のコツですね。
マシュマロはじめました。
よろしければサポートお願いいたします! いただいたサポートは書籍購入などの活動費に使わせていただきます!