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一貫性をちょっと横に置いておく


「何事も一貫性がないとダメだ」


「1つのことをやり続けなさい」


と言われて育った人もそうでない人も、自分の行動や意思決定を変えずに守ろうとする傾向、一貫性の原理(法則)が心の中に根付いているそうです。


この一貫性の原理がうまく働けば、いろいろなことを継続できて、なりたい自分像に向かってまっすぐ進むための強力な推進力になるのですが、逆に作用する場合もあります。


例えば、途中から飽きてしまった映画を最後まで観たり、全然行けていないジムの会費を払い続けたり、寝不足で苦痛しかないのに朝活をやめられなかったり。


(これが他人事なら、映画もジムも朝活も、もうやめた方がいいんじゃないって言えるのにです・・)


そんな自分に気づいたときは、大人な自分を脱ぎ捨てて、とりあえず一貫性へのこだわりを横に置いてみることをオススメします。


そうすると、想像以上に身軽になるし、視点が変わることで動きやすくなるはずです。


習慣化と一貫性の原理との関係性


実は、ご想像のとおり、習慣化と一貫性の原理は密接に関係しています。


なぜなら、習慣はその人の行動や意思決定を一貫させるための強力な手段となるからです。


もちろん、良い習慣にも悪い習慣にもです。


例えば

良習慣:健康な自分になりたいという強い気持ちが早起きやウォーキングを習慣化させた


悪習慣:甘いものがカラダの疲れに効くという判断から仕事終わりのスイーツがやめられない


特に悪習慣については、悪いとわかっている自分を肯定するように仕向ける悪魔的な働きをするので、本当に要注意です。


一貫性を横に置く勇気


一貫性の原理は完璧主義といい勝負をするくらい習慣化とは相性が悪い考え方のクセです。


自分のことを振り返ってみると、一貫性を意識する感覚って大人になるにつれて、大きくなっていった実感があります。


そう考えると、わざと一貫性がない人になってみると、いいことがある気がしませんか?



三日坊主を繰り返したり、やることをコロコロ変えてみる。まるで子供の頃のように無邪気に考えや行動を変えてみる。


もちろん、自分がコントロールできる範囲の話であって、誰かに迷惑をかけるような一貫性の無さはさすがにダメですが。

そんな部分があるくらいじゃないと、今の時代は楽しく過ごせないのかもしれないな〜なんて思う今日この頃です。



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