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三日坊主とは小さな行動ができた人だけに与えられる誇るべき称号


あなたは「三日坊主の鑑」ですね!と言われて喜ぶ人は、まずいません。


なぜなら、相手に「三日坊主」とラベリングされる=自分への批判・否定であって、決して褒めているわけではないと受け取るからです。


でも、本当は「三日坊主」は褒め言葉として受け取るのが正解だと、僕は真剣に考えています。


なぜなら、三日坊主の人は

三日坊主になる人の行動の流れ


と、最終的に習慣には至らなかっただけで行動できた人だからです。



「いやいや、習慣にできなければ意味がないでしょ」と思った人は、ちょっと自分に厳しすぎます・・


逆に、3つのステップのうち


  1. 小さく行動できた

  2. 数日間継続できた


2つもクリアできているご自身をちゃんと褒めてあげてほしいくらいです!


大人になって社会に出ると、会社や組織内での尺度で判断されることが増えて、上司や取引先などからの評価に値する結果・成果につながらないと無価値な行動として扱われる場合がありますよね。


一方、自分を中心にして行動の重みを考えると


小さな行動はいつでも真ん中でOK


こんな感じで

「ご自身にとって価値のある小さな行動ができたこと」にこそ、本当は価値があるんです。



なぜ、小さな行動に価値があるのか?

それは行動した結果として、自己効力感が高まるからです。


自己効力感が高まる理由


自己効力感とは、「自分はできる!」と思う気持ち、そう信じる感覚を指します。


自分に自信を持つには、大きな目標の達成や素晴らしい成果を出さないとダメと思っている人が多いですが、そんなことはありません。


例えば、3ヶ月後の資格試験合格を目標としている人に対して僕が「まずは、毎日テキストを1ページ進めましょう!」と提案したら


ほとんどの人が「たった1ページで効果はあるの?さすがにもっとやらないと」と不安に感じると思いますし、おそらく


  • テキスト:○ページ×○冊を3ヶ月で終わらせたいから最低○ページ進める

  • 平日は基本残業だから、土日祝で1日50ページやる

  • 何ページという目標より、毎日30分は勉強する


など、しっかりとしたスケジュールを立てようとすると思います。



そこで、質問があります。


1ページではなく、何ページを目標にすれば納得感がありますか?

そして、その根拠は??


と聞かれたら、テキストを確実に終わらせるためとか、まとめて進めないと不安だからといった説得力弱めの回答になってしまうでしょう。


習慣化に必要なのは人に誇れるような自信よりも、自分だけで噛み締める小さな自信です。



その小さな自信を短期間に積み上げ続けることに、大きな価値があるんです!

小さな自信は大きな自信に匹敵する


さすがに1ヶ月に1回の小さな自信だけで自己効力感を高めるのは難しいと思いますが、三日坊主を2勝1敗とカウントするなら、1ヶ月繰り返せば20勝11敗


2歩進んで1歩下がるを繰り返す、これができる人ってやっぱりすごくないですか?


地味かもしれませんが、コツコツと小さな自信をつけていくことで、自己効力感を高めることができます。


さらに、三日坊主では小さな失敗しかしないので、大きな失敗をしたときのように派手に落ち込むことがありません。


というか、落ち込む必要がありません、なぜなら原因を分析すればすぐに修正できるので。


まとめ


三日坊主をポジティブにとらえることができれば、小さな行動を繰り返して、小さな自信を積み上げていくことに価値を感じられるようになります。


価値を感じられるようになれば、自己効力感が高くなって、もっと行動できるようになります。


脱三日坊主のサイクルは小さな行動→小さな自信→「自分はできる」


人間は感情の生き物です。「自分はできる!」って思ったもんがちですよ。

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