継続のコツはちょっと物足りないくらいでやめること
日々の行動目標に対して、しっかりきっちりとやり切ることが継続の必須条件と思われがちですが、実はその逆
「わざと物足りない状態、未完了のままにする」
という方法が継続のコツとして効果的なんです!
ということで、今回は「物足りなさの活かし方」についてお伝えしていきます。
と、その前に、なぜ継続は難しいのかを先にふれておきます。
なぜ、継続することは難しいのか?
それは、新しいことに挑戦し始めたときのモチベーションは、時間が経つにつれて低下してしまうからです(色あせるという表現の方がイメージしやすいかもしれません)
実は、モチベーションは気まぐれで、日ごと、時間ごと、極端な場合は一瞬で状況が変わります。
日常の忙しさや疲れ、ストレスなどによって、どうしてもモチベーションは低下しやすいので、これに対抗するためには、モチベーションに頼りすぎない、モチベーションを信じすぎないという感覚を持っておくことが重要です。
また、初めから過度な目標設定をすることも、継続のハードルを上げています。
例えば、ウォーキングを始めるときに、毎日1時間を目標にすると、最初はワクワク感やテンションで頑張れても次第にその負担が大きくなって、結局続けられなくなる、過度な目標は挫折の原因となります。
そして、完璧を追求しすぎることも、もちろん継続の妨げになります。
完璧にできない→モチベーションダウンとなってしまうことが多いですが、重要なのは、完璧でなくても少しずつ前進することです。
物足りないくらいでやめる効果
では、「物足りないくらいでやめること」がなぜ継続に効果的なのか?
それは
■ポジティブな感情を維持できるから
物足りないくらいでやめることで、次回への意欲がわきます。
例えば、運動をしているときに「もう少し続けたい」と思う瞬間にやめると、そのポジティブな感情が次へのモチベーションになったり、次回も楽しみになって、結果として継続しやすくなります。
■過度な疲労を防ぐから
過度に頑張りすぎると、身体的にも精神的にも疲労がたまりやすくなります。
物足りないくらいでやめることで、疲労をためずに次の日も新鮮な気持ちで取り組むことができるようになって、長期的な継続につながります。
■小さな成功体験を積めるから
物足りないくらいでやめると、小さな成功体験を繰り返すことができます(あれこれ考えないで成功体験だと思うことが重要!)
これらの成功体験は自己効力感を高めて、継続するための自信を育てながら、小さなステップを積み重ねることで、大きな目標の達成に近づきます。
実践方法
では、具体的にどのように「物足りないくらいでやめる」を実践すればいいのかをお伝えしていきます。
■目標設定の見直し
最初から高すぎる目標を設定しないようにしましょう。
小さな目標を設定し、それを達成することで自信をつけていきます。
例えば、読書を始める場合、最初は1回5分間の読書から始めて、慣れてきたら少しずつ回数や時間を増やしていくのがおすすめです。
■自己管理の工夫
自分の状態を常に把握し、無理をしないようにすることが大切です。
例えば、資格取得のための勉強の場合、集中力が切れる前に休憩を取って、次への意欲をキープするようにします。
そうやって休憩時間を計画に組み込むことで、効率的に学習を進めることができます。
■ポジティブな評価の実践
自分自身にポジティブな評価を与えることも重要です。
例えば、「今日はここまで頑張れた、えらい!」と自分を褒めることで、次回へのモチベーションが高まります。
小さな達成感を大切にし、それを次の行動の原動力にしましょう!
まとめ
「物足りないくらいでやめること」は、継続のためにとても有効な方法です。
無理をせずに、ポジティブな感情を保ち、小さな成功体験を積み重ねることで、長期的な目標に向かって着実に進むことができます。
大切なのは、自分のペースを守りながら、少しずつでも前進することです。
この方法を取り入れることで、目標達成に向けた継続力を手に入れることができるようになります!
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