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ラディカル・アクセプタンス|今の状況や感情をそのまま受け入れる


ラディカル・アクセプタンスとは心理学用語で「今起こっていることをそのまま受け入れること」を意味します。


これは、物事が自分の思い通りにいかないときでも、抵抗せず、そのままの現実を認めるということです。


例えば、職場でもめてしまったり、仕事でミスをしたとき、その事実を「もう起きたことなんだ」と受け入れることです。



ラディカル・アクセプタンスの流れ


■感情を認識する


まずは、自分が感じている感情に気づくことからスタートです。


怒りや悲しみ、イライラなど、どんな感情でも「今、自分はこう感じているんだ」とそのままを受け入れて認めます。

■感情を否定しない


そのときに抱いた感情を否定しないで、例えば「こんな感情を持つのは悪いことだ」とは絶対に思わないようにします。


感情は自然なものであり、どんな感情も感じていいと意識しておきます。

■事実を受け入れる


起こったことをそのまま受け入れます。


先ほどの「職場でもめた」「仕事でミスした」という事実を、そのまま認めます。

■いい意味であきらめる


そのままを認めると同時に「いい意味であきらめること」も大切です。


受け入れて→認めて→手放す、ここまでが一連の流れとなります。


ラディカル・アクセプタンスを身につけるメリット


■ストレスの軽減


現実を受け入れることで、無駄に抵抗することがなくなり、ストレスが減ります。


例えば、嫌なことがあったときに「仕方ない」と思えるようになると、気持ちが楽になります。


■感情の安定


感情を否定せずに受け入れることで、感情が安定しやすくなります。


これによって、感情のアップダウンが少なくなり、落ち着いた気持ちでいられるようになります。

■対人関係の改善


自分を受け入れることができるようになると、他人に対しても広い心で接することができるようになるので、友達や家族、職場などでの人間関係が良くなります。

■問題解決力アップ


現実を冷静に受け入れることで、問題解決のために何をするべきかが明確になります。


例えば、仕事でミスをした場合、その事実を受け入れ、次にどうすれば良いかをスムーズに考えることができます。

ラディカル・アクセプタンスを身につけるデメリット


■時間がかかる


身につけるには時間と練習、経験を積みことが必要です。


当然、すぐに効果が現れるわけではなく、継続的な努力が求められます。


■感情を抑え込みがちになる


現実を受け入れることに集中しすぎると、感情を抑え込みすぎる危険があります。


「感情」を感じることも大切なので、無理に感情を押し殺さないように注意するなどバランスを取ることも必要です。


■誤解されやすい


ラディカル・アクセプタンスはただの「あきらめ」と混同されることがありますが、そうではありません。


周囲の人に誤解されないように、きちんと説明することが大切です。

まとめ



ラディカル・アクセプタンスは、今の自分の状況や感情をそのまま、アルのままに受け入れることです。


これを習得するためには、自分の感情を認識し否定せずに、事実を受け入れる練習を繰り返すことが重要です。


ラディカル・アクセプタンスを身につけることには、メリット・デメリットがありますので、正しく理解して無理なく続けることが大切です。

もちろん、すぐに完璧にできるものではありませんので、例えば、毎晩寝る前にその日の出来事を振り返り、受け入れる練習をするのもひとつの方法ですね!


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