マイナスをゼロに戻しただけじゃひとはしあわせになれない
ある時期、かなり真剣に「しあわせ」について考えていた。考えすぎてハゲそうだった。
「しあわせ」ってなんだろう?
そんなとき、マーティン・セリグマン博士のTEDトークを観た。
もともとうつ病研究や学習性無力感の理論で有名な博士だがーというか、だからこそー従来の心理学は"マイナスの状態のひとをゼロにまで持ってくることはできてもプラスにすることはできない”と痛感したのだろう。プラマイゼロのひとをプラス2に、プラス2のひとをプラス5にするためにはーつまりより幸福な状態になるにはー何が必要なのか、どんなアプローチが有効なのかを研究するポジティブ心理学の創設者となった。
ひとはマイナスをゼロに戻したたけではしあわせになれないのだ。なのに気がつくとそこにばかり目がいくようになっている。
"Avoiding unhappiness is not the road to happiness."
「不幸を避けることが幸福への道ではない」と言ったのは、映画「しあわせはどこにある」の主人公ヘクターだけど、わたしたちはみなそれを忘れるべきではないのだ。
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