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私 〔其の壱〕外面スイッチ。

玄関出たら猫を着る

私は
[ある程度いい人]に見えるように
[少しでもちゃんとした人]に見えるように
[とりあえず普通の社会人]に見えるように
[なんとか常識はある人]に見えるように

玄関を出る時に着ぐるみ級の猫を着る🐈
[被る]のではなく[着る]🐈🐈
大切なのでもう一度言う[着る]🐈🐈🐈

ちなみに着ぐるみは、
中身がどんな人か全くわからないタイプのもので
1人で着るけど、本来1人で着られないくらい重くて
長時間着てると命にかかわる感じ。

見た目は、
ムダにデカくて、可愛さはゼロ。
だけど笑ってる。外面に笑顔は必須だからね。

そんな着ぐるみを着ているにもかかわらず、
[ある程度・少しでも・とりあえず・なんとか]が付くほどしか
・滲み出る非社会性
・漏れ出る集団拒否気質
・溢れ出る低血圧不機嫌
を隠しきれず、初対面では90%以上「変わってるね」と言われ
慣れてくれば「異端児」だぁ「鋼のメンタル」だぁ
リアクションのしづらいお褒めの言葉をいただく。

といった残念極まりない私ではあるが、それでも現実から目を逸らさず、受け止め、受け流し、ぶった斬り、返り討ち、時にはかわしつつも頑張って生きている。

こんな私にも、とても少ないけれど友達はいる。
そして親弟妹、親戚とは仲良しで
夫との関係も良好。不満ナシ。
なので私はとても恵まれているし
幸せかと聞かれたら、幸せだと即答できる。

社会でマイナスになってる分を、プライベートが相殺どころかプラスにしてくれているので成り立つどころか幸せでいられる。

理不尽な会社からの逃走

社会はとても生き難い。
今までの社会人生活は、猫を着る事により身体にダメージを受け
猫を着て社会適合者風にみせてるのに、破壊的精神ダメージを受けてきた。

負け戦とわかっているのに戦をするから
案の定負けて

擂るゴマなんぞ持っていないし、擂る気もないので
可愛がられなくて

やって後悔する方がやらないで後悔するよりダメージが大きいとわかっているのに
やって後悔して

上手く生きるやり方を知っているのに自分を変えようとまで思えず、結果逃げた。
卒業と、聞こえのいい言葉で濁して逃げた。
自分を変える事は簡単だけれど、変える必要性を感じなかった。
年齢を重ねて白と黒の間にグレーがある事を理解できるようになったけれど
やるかやらないかの100対0思考は変わらなかった。

はは、生き難い訳だよ。
普通の概念が周りと違うんだもの。
そんなんだからストレスチェックなんて高ストレス者以外になった事ない。
いつも医者との面談希望しますか?ってなる。しないけど。しても意味ないから。

心の病院になんぞに行ってごらんなさいよ。◯◯障害、◯◯症候群。
はい、薬飲みましょー。ってなる。確定案件。
だから行かない。
不調に名を与えたら病気として存在してしまう。認識しなきゃムシできる。

おかげで会社辞めたら、そんなんは何もなくなった。当たり前だけど。
そしてそれは見た目にもわかるほどだったようで
退職日までの有休消化中にも関わらず週1で出勤していた時に(異常が通常)
「顔付きが違う」「ホントはそんな顔だったんだね」「もの凄くストレスだったんだね」「これは辞めて正解だ」と会う人会う人に言われた。

ウケる。

でももう全ては終わった事だ。


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