笑顔

いつも笑顔の人がいる。

笑顔が自然に出ていて、その人といると私までが笑顔になってしまうから不思議。

でも、そうよね。と思う。

苦虫を潰したような顔をしている人が、目の前に現れたら、私も笑顔にはならないと思うから。

一番、怖いのは自分の表情は、いつも見れているわけではないということ。

だから、不意に撮られた写真や動画にハッとしたことがある人も多いはず。

鏡を見ている時は、何処の鏡でも一番自分がいい表情をしている。

だから、気をつけなければならないよね。

自分がどんな表情をしているのかを。

私は、時々、視線が下に俯向き加減になることがある。

幼い頃からの癖だ。

その表情をすると、母に叱られた。

なんとなく、理不尽な感じもしたが、下を向いてはいけないということなんだろう。と幼心に感じたし、言い聞かせた。

どんなことがあっても、笑顔で上を向いていようと。

中学生の時、叔母から思ってもいないような言葉を言われた。

「貴女の笑顔は、太陽のように輝いているのよ。だからいつでもその笑顔を忘れないようにしなさいね」

残念ながら、いつも笑顔でいられなくなってしまったが、思い出したように「笑顔」を取り戻す。

無理にじゃなくてもいいから、気張らない程度にいつも私は笑顔でいたい。