公平と平等は違う #53
お疲れ様。
日曜日、いかがお過ごし？
今日の誕生花は、
「ルドベキア」
ひまわりに似ている花。
明るい黄色やオレンジの花びらが特徴で、夏の庭を彩る代表的な花。
耐寒性があり育てやすい。
ルドベキアの花言葉と由来
「あなたを見つめる」
その鮮やかな花が相手の心を引きつける様子を象徴
「正しい選択」
ルドベキアの力強さと信頼性を表現
「公平」「正義」
均整の取れた美しさと調和する特性から。
公平とは
今日は、ルドベキアの花言葉から、
「公平」について。
まず、「公平」とは？
こう‐へい【公平】 の解説
［名・形動］すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。「—を期する」「—な判定」
よく平等との違いを指摘される。
「平等」とは？
びょう‐どう〔ビヤウ‐〕【平等】 の解説
［名・形動］かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。「利益を—に分配する」「男女—」
公平と平等の違い
公平と平等を説明するときにこんなイラストがある。
平等（EQUALTY）では、
全員に同じ待遇をし、結果として野球の試合を見ることができない人がいる。
同図の説明では、
「平等は公正さを推進させるために全員に対して同じものを与える。しかしそれが正常に機能するのは全員のスタート地点が同じ場合に限られる。この場合では全員の身長が同じ時だ」
公平（EQUITY)では、
それぞれの状況に応じて待遇を変えて、全員が野球の試合を見ることができるようになっている。
同図の説明では、
「公正さは人々を同じ機会へのアクセシビリティを確保すること。
個人それぞれの差異や来歴は、何らかの機会への参加に対し障壁となることがある。
なので最初にまず公正さが担保されて初めて平等を得ることができる」
※アクセシビリティ"Accessibility”とは、一般的には、「利用者が機器・サービスを円滑に利用できること」
新型コロナウイルスの対策としての定額給付金や支援金などをみると、それぞれが、平等に行っているのか、公正に行っているのか、ということがわかる。
でも、公正性を保つのは難しくて、公正性をどこでラインを引くのか、ということはよく問題に取り上げられるよね。
公平じゃないな、と考えたとき、スタート地点が違うのであれば、できる限りスタート地点を同じにして、そのうえで、「平等性」を実現させること、となる。
全部そうはならないけどね。
会社で、たまに公平にしてください、と社員が言うことがある。
本人は、平等にという意味で言っていることがあるが、平等にはできない。
私はその時には、功績などに応じて公平にだよ、と言うようにしている。
まとめ
最後に、ビル・ゲイツの言葉を。
Life is not fair; get used to it.
「人生は公平ではない。それに慣れよ。」
残念ながら世の中は不公平な事だらけだ。自分の力ではどうにもならない事もある。
だからといって、自分には才能がない、環境に恵まれていない、などと嘆いていても仕方がない。現状を把握し、受け入れて、それを打ち砕く為に努力し続けた者だけが何かを成し遂げることができるんだ。
正にそのとおりだと思う。
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