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「思いやり」を身につけよう! #31

お疲れ様!

今日の誕生花は、
「ハナカンザシ」

小さくて可愛らしいお花を咲かせる。
カサカサとした紙のような質感が特徴。開花時期は3月~5月で、開花期間中は次々と花を咲かせる。

ハナカンザシという名前は、白く丸いつぼみの先端が淡く紅色に染まっている様子が、かんざしのように見えたことから。


ハナカンザシの花言葉と由来

「ハナカンザシ」の花言葉は、
「思いやり」
「温順」
「明るい性格」
「光輝」
「変わらぬ思い」
「伝わる気持ち」
など。

花言葉の由来は、
「思いやり」
夜になると黄色の筒状花を寒さから守るように白い総苞(そうほう)を閉じる姿からつけられた。
冬の寒さの中でも咲き続けるその姿から、他者への気配りや優しさを象徴している。

「温順」
ハナカンザシの白い色合いが、優しく穏やかな印象を与えることから生まれた。

「明るい性格」
ハナカンザシの明るく、可愛らしい清楚な花姿が、ポジティブで前向きな性格をもつ人を象徴していることから。

「光輝」
白い花が、日差しのもとで揺れて城銀色に美しく輝く様子は、明るい未来や希望を予感させることからつけられた。

「変わらぬ思い」

ハナカンザシの花は、ドライフラワーとしても色あせない特性を持っており、永遠の愛や変わらない絆を象徴している。

「伝わる気持ち」

ハナカンザシの優雅な姿は、心からの感謝や愛情がしっかりと相手に伝わることを意味している。

全体的にポジティブで明るい印象を与える花言葉が多い。


「思いやり」とは

今日は、「ハナカンザシ」から
「思いやり」について。

まずは、「思いやり」とは?

おもい‐やり〔おもひ‐〕【思い▽遣り】の解説
他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。「—のある処置」「病人に対する—がない」
想像推察
奥山の—だに悲しきにまたあま雲のかかるなになり」〈かげろふ・上〉
思慮。分別。
「ことに責むれば、若き人の—少なきにや」〈堤・花桜をる少将

goo辞書より引用

稲盛和夫さんの「どうすれば会社経営がうまくいくのか」という経営の原理原則を稲盛さんの経験をもとにわかりやすくまとめた「経営12か条」の第11条にも「思いやり」について書かれている。

第11条 思いやりの心で誠実に

商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと

思いやりは、「利他の心」とも言い換えられます。つまり、自分の利益だけを考えるのではなく、自己犠牲を払ってでも相手に尽くそうという、美しい心のことです。ビジネスの世界においても、この心が一番大切です。

「情けは人のためならず」というように、思いやりは巡り巡って自分に返ってきます。相手を大切にし、思いやる「利他」の行為は、自分たちが損をするように見えても、長いスパンで見れば、必ずすばらしい成果をもたらしてくれるのです。

「第21回盛和塾世界大会(2013年7月18日)」要旨

稲盛和夫OFFICIAL SITEから引用

これは、経営だけでなく、普段の仕事にも、そしてプライベートでも言えること。

「損して得取れ」ということわざがある。
昔よく言われた。
目先の利益や損失ばかりにとらわれてはいけないといましめることわざです。一時は損をしたとしても、最終的には大きな利益を得られるように、物事を長期的な視点で見ることが大事だという意味。
「思いやり」とは違う場面で言われることが多かったので、この話はまた改めて。

「思いやり」がなく、自分の利益ばかり考えて、他人のことは関係ない、では、商売も長続きしないし、人との関係も長続きしない。


「思いやり」がなぜ必要なのか

今日は、ビジネスにおいて「思いやり」がなぜ必要なのか考えてみる。

組織において、個々が「思いやり」を持つことにより、
1 チームワークと協力の促進が図れる、
2 従業員のエンゲージメントが向上
3 生産性と効率の向上
4 従業員の定着率向上

ができる。
これは、企業の成功に寄与することになる。

では、これらについて具体的に見てみる。


1 チームワークと協力の促進

信頼関係の構築
 チームメンバーが互いに思いやりを持って接することで、強い信頼関係が築かれ、協力しやすい環境が生まれる。

対立の建設的な解決
  思いやりのある対話を通じて、対立や問題が建設的に解決され、チーム全体のパフォーマンスが向上する。

2 従業員のエンゲージメント向上

●心理的安全性の確保
 思いやりのある職場環境は、従業員が自由に意見を述べたり、新しいアイデアを試すことを恐れずに行うための心理的安全性を提供できる。

●満足度とモチベーション
 上司やチームリーダーが、思いやりを持って接することで、従業員が自分の価値を感じ、仕事に対する満足度やモチベーションが向上する。


3 生産性と効率の向上

●ストレスの軽減
 思いやりのある対応は、職場のストレスを軽減し、従業員が集中して仕事に取り組める環境を作ります。

●創造性の促進
 安全で支え合う環境は、従業員が創造的に問題を解決し、新しいアイデアを生み出すための土壌を提供します。

4 従業員の定着率向上

●離職率の低下
 思いやりのある職場環境は、従業員が長く働き続けたいと思う要因となり、離職率の低下に繋がります。

●企業文化の強化
 思いやりが根付いた企業文化は、従業員の忠誠心を高め、組織全体の一体感を強化します。


組織内で思いやりを実践するためには

それぞれが「思いやり」を持って行動することで、組織内が安定することは間違いない。
しかし、わかっていてもできていない企業が多い。それぞれが、それぞれの思いを口に出し、感情をぶつけることが多々ある。
こういう場合、それを受け止めるリーダーが、「思いやり」を持って接していないと、組織はバラバラになっていく。

リーダーが率先して思いやりのある行動を示すことで、従業員にその重要性を伝えることが必要である。リーダーの行動は、組織全体の文化に大きな影響を与えるから、普段からリーダーが率先して「思いやり」の心で接していくことをしなければならない。

では、メンバーが悩みや問題を抱えている場合、リーダーは、どのように「思いやり」を実践していくことがいいのか。

1.「思いやり」と「共感」を同じにしない

問題が発生した場合、リーダーが気を付けないといけないのは、「思いやり」と「共感」を同じにしないこと。
「共感」することは大事だが、相手に「共感」したままでは、何も解決できない。
一旦「共感」したとしても、その後は、冷静になって、感情的に距離を取るようにする。相手そのものから距離をとるのではなく、共感した感情から距離をとるということだ。

2.悩みや問題を聞くこと

悩みや問題を抱えているメンバーの多くは、問題を解決してほしいわけではなく、自分の問題を認識してほしい、聞く耳を持ってほしいということが多い。それだけで十分ということも多い。聞くことが思いやりにつながる。
ここで気を付けてほしいのは、タイミングである。タイミングが遅くなると問題が大きくなるので、適切なタイミングを知るということもリーダーとしてのスキルになる。

3.相手が何をしてもらいたいのか、を知る

相手が何をしてもらいたいのか、何を必要としているのかを知る。
悩みや問題を抱えている人は、話を聞いてもらい、リーダーに気持ちを理解してもらえたというだけで救われる人もいる。
また、問題を解決する糸口になり、リーダーとして相手のために何ができるのかを知ることが大事である。

4.相手が解決先を見出せるように導いていく

人を育てて成長させるためには、時と場合によっては、リーダー自らが問題解決をしてしまわないで、問題を解決させる力をつけさせることも大切である。問題解決のためのヒントを与えたり、コーチすることにより、相手が自ら答えを見つけられるように導くのも必要である。


まとめ

今日、書いた内容は、クライアント会社で実際に見てきていて、考えさせられたことだった。
リーダーがあまりにも「共感」しすぎると、周りが見えなくなって、適切な判断ができなくなる。また、話を聞いてもらいたい、自分の問題を認知してもらいたい、ということが多い。
経営者側と従業員側の意見の衝突は交わらない場面も多い。だからと言って耳を貸さないことは思いやりもない。意見に耳を貸して、そのうえで、できること、できないことを判断することも必要である。

「思いやり」は、組織内での人間関係を強化し、従業員のエンゲージメントや生産性を向上させるために不可欠である。
リーダーが率先して「思いやり」のある心で行動を示すことにより、組織内に思いやりの文化を育むことの第一歩となる。

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※誕生花、花言葉などには諸説あります。

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