変化のとき。
もし、気付かずにいられたのなら、
もっと楽な気持ちで、過ごせただろうか?
どんな大好きな子どもの頃のお洋服も、
いつの間にか、少しずつ、
小さく感じるときがくるように、
何かが「違う」と、
違和感が生まれ始めていたのだと思う。
それは、とても些細な変化で、
だけど、些細だからこそ難しいこともある。
たった数ミリの変化。
身に付いた動き、
無意識レベルまで染み付いた動作を、
僅かでも修正するというのは、
スポーツ選手の肉体改造や、
フォームの見直しに、近いような気がする。
だから、今は大きな挑戦の只中にいる。
変えようと思わなければ、
そのままもいられたのかもしれない。
でも、何かが違う…。
そして、新しい何かが、始まった。
一時的には、
従来の何かが崩壊するとしても、
組み立て直しという作業は、
一度分解することでもある。
新しいパーツを組み込むためには、
組み立てたものへの執着を捨てて、
新たに組み立て直す必要がある。
そして、いつの間にか、
そんなステップが始まっていたから、
きっと苦しかった…。
何かが少しずつ、
通用しなくなって行くことが…。
*
でも、もう大丈夫!
そうだとわかったら、
このまま進み続けるだけのこと。
新しい挑戦、新しい世界。
あぁ…つらい、と、
意識にのぼり始める頃は、
もう何かが、
順調に変わり始めた時でもある。
だから、大丈夫。
竜の巣を前にして、
引き返さなかったあの人のように、
行こう、この中へ。
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