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自己投資をしないとお先真っ暗


本日も資産運用についてです。

前回は自己投資の重要性について”見極める目を養うため”に必要と述べました。

しかし自己投資の重要性はそれだけではありません。

皆さんが住んでいるここ日本においてはこれから必須となってきます。

それは何故か❔

結論から言うと、”給料が上がっていない(これからも上がらない)”ことや”大リストラ時代がくる”からなんです。

詳しくご説明します。


日本の現状


国の現状を判断する指標としてGDP(Gross Domestic Product)があります。

ではそのGDPとは何でしょうか❔

端的にいうとGDPとは日本が儲けたお金(民需[企業の投資+国民の消費]+国[政府支出+貿易収入])のことを言います。

そのGDPにも2種類あるということは覚えておいてください。

それが名目GDPと実質GDPです。この2種類の違いは以下の通りです。

名目GDP→物価変動を含める→金額

実質GDP→物価変動を含めない→数量実質GDPを見ればその国の消費行動の増減を確認することができます(名目GDPは物価変動を含めるため消費行動の増減は判断できない)。

このGDPを用いて様々なことを確認することができます。

例えば、経済成長率や1人当たりのGDPなどを確認できます。ちなみに1人当たりのGDPに関しては、1988年時点では2位だった日本ですが、2018年現在では26位まで下がっています。

失われた30年などと言われますが、日本は驚くほど生産性の悪い国になっています。

ご存知でしたか❔

では、何故日本の生産性は下がってしまったのでしょうか❔

様々な理由はあありと思いますが、一つは高齢化が挙げられます。

国は企業に定年雇用努力を義務付けたり、年金受給年齢を引き上げるなどの策を講じています。

こうすることで働き手の高齢化が進み、生産性が落ちてきているのです。

これまで日本を支えた雇用制度などは崩壊寸前です。これからはより自分で考え行動しなくてはなりません。


給料が上がらないのは何故か


先進国の中でも日本の給料の上昇率は低水準です。

では何故上がらないのでしょうか。国はアベノミクスなどと言って政策を打ってたはずなのに。。。

デフレ脱却という言葉はよく耳にしましたよね。

そもそもインフレ・デフレとは何なのでしょうか❔

名目GDP÷実質GDP=GDPデフレーター

GDPデフレーターが1以上=インフレ(物価が上昇=円安)

GDPデフレーターが1未満=デフレ(物価が下落=円高)

上記の計算式で表すことができます。

この式に当てはめると現在日本はインフレ状態にあります。

ただインフレであれば給料が上がってくるはずです。インフレのサイクルは以下の通りです。

物価上昇→企業の売上UP→株価上昇→給料が上がる→消費が上がる

インフレなのに給料が上がっていないのにも理由があります。

それは企業が給料を上げるということにビビってしまっているからです。

現在でも上がり続けているものがあります。それは株価です。

世界がこんな状況にも関わらず、株価は上昇を続けていますね。

企業はこの株価がいつか暴落するのを恐れています。

そもそもこの株価が上がっているのも国が関与しています。よく聞く金融緩和です。日銀は大量のETFを購入しています。そしてこれからも購入し続けることを宣言しているのです。

現在は投資家と日銀が引き際を注視している状態と言えます。引いた途端暴落するリスクがあります。

なので、企業は今海外進出や内部留保などを行い未来に備えているわけですね。

そして冒頭でお話ししたこの”給料があがらない”ことに加え、前述のバブルリスクに備えた固定費削減のための”リストラ”も進んでくるというわけです。

日本は疲弊してきています。給料は全く増えないのに負担だけが増え続け、お先は真っ暗。


だから自己投資が必要なのです。

自己投資は景気には左右されません。行動した分返ってきます。

日本の皆さんまずはぜひ自己投資を。


※MUPアウトプット※

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