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米に混ざっている黒い粒の正体は、豊かな自然の証

お米に黒い粒が入っている場合がありますが、
こちらは「お米」ですので、安心してお召し上がりください。
そして、この「黒い粒のお米」を通じて、自然豊かな田んぼについて少しご説明させてください。

黒い粒のお米(以降、斑点米)の正体は、「虫の吸い痕」です。
虫(特にカメムシ)はお米が発育する前の柔らかい稲穂を狙って中の汁を吸いにきます。
これによってあの黒い跡が残ります。

お客様ににとっても、斑点米が入っていると「品質や味に影響は無いのか?」と心配をされるかと思いますが、
斑点米だからと言って、食味を落とす要素が混入しているわけではないのでご安心ください。
そもそも斑点米は、精米時に削り落とされてきれいな精米(白米)になるか、見た目で残っているが食味に問題のないもの。ひどく被害のあるものについては、未熟米と一緒に精米時にはじかれているので、実際の食味には何ら問題はありません。

沿自然米を育てる平井さんは、
「人と自然に寄り添う米、それが沿自然米。見た目の美しさを極めるならば殺虫剤を使えば良いが、しかし使いたいたくない。自然と共に育まれた芯のある味わい、身体を整えるエネルギーを私は追求したい」と話してくださいました。

激しい気候変動の影響もあり、斑点米が目立っております。
見た目の不安感を抱かせてしまい大変申し訳ありません。

しかし、この厳しい環境の中で育った沿自然米は、例年以上に力強く、
深い味わいに仕上がりました。
毎年、沿自然米を食べてきた私も大満足の味わいです。
毎日食べても食べ飽きない、シンプルなのに噛むほどに旨みを感じる沿自然米。ぜひ、お楽しみください!


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