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マタニティブルーが山場を迎えた夜が、エモすぎた

あと7日でママになるOL  MEGANちゃんです。

マタニティブルーとは
妊娠中や、産後に気分が落ち込み、わけもなく涙もろくなったりするという症状。
引用:unicharm moonyサイト

マタニティブルーの症状はプレパパママ教室でも勉強したし、しっかりこれまでも症状があって対応できたので大丈夫だと思っていました。突然涙が出る、鬱っぽく感情的になる症状オールコンプ。いよいよ、来週はお産。もう心も体もデュエルスタンバイ!って時に、私が旦那に涙をこぼしながら訴えた内容が、我ながらエモすぎて、そんな話をしたいなと思います。
最後はちゃんと自分に向き合えたハピエンなので安心してください。
全ての妊婦さん、妊婦さんの旦那さん、不安を抱えた皆さんにぜひ読んでほしいです^_^


私の人生、こうじゃない選択もできたのに

社会人5年目、27歳、大手営業でバリキャリOL。
このままバリキャリを貫いたら、何が見えるだろう?30歳には第一子が欲しいから、28歳には結婚して、2年くらいは夫婦で過ごしたい。30代で1000万プレイヤーになって、適当に独立して40代では自由に生きたいーーーーー

なんてことはなく、27歳で結婚、産休、出産を迎えることになるなんて1mmも想像しなかった26歳。私の人生で、全ての計画が狂ったし、何度も堕す選択を考えました。

実際産休に入ってなかったら休職していたかもしれない、とにかく休みが欲しかった私は、思いの外出産に前向きで、毎日我が子を手の中に抱くのを心待ちにしていました。


そんな今日、産休前に出会った本をようやっと読了し、私の中に1つの疑問が浮かんでしまったのです。

柚木 麻子さん著書の『BUTTER』
殺人容疑者と、事件の真相を追うために容疑者から語られる料理から見る景色を余すところなく自分のものにしていく主人公・里佳。自信に満ちた揺るぎない女性観、価値観をもつ容疑者にのめり込み、心も体も奪われそうになるなかで、里佳が自身の価値観に気づき向き合い、自分を愛せる女性になる物語。(MEGANちゃん)


この本の登場人物は、仕事に向き合い、価値観が確固たる女性を描いています。それ故の孤独や、異性に好かれることだけが自分を救う手段だった容疑者の女性に焦点を当てながら、女性が現代社会での生き方を問われている世界を描いています。

この本を読んで。


実際、私のように身を粉にして働く女性って、自分が出会えなかっただけで沢山世の中にはいて。
向き合い続けた先に、仕事が好きだと感じれるかもしれないし、家庭を持ちたいと思ったかもしれない。

私は、自分のこれまでの人生を消化しきれずにいたのではないかと、不安に襲われました。

希望いっぱいで転職したものの、ただ仕事を辞めたくていた2年間。
スキルを得られたのに、常に何かをすり減らしていた2年間。

思い出すのは、しんどいアポ終わりに気を紛らわせるために最寄りのカラオケ屋で泣いた夜や、うまくいかない商談を忘れるためにイオンモールで抱えきれない服を買ってスーツを脱いで帰った終電の日、最高にうまくいったと感じたアポの武蔵小山で食べたリンガーハットの背脂の入った豚骨ちゃんぽんを「体に悪いな〜」と思いながら食べ切った夜。

私にとって秒速で過ぎていった2年間は、消化するにはあまりにも早過ぎて。

子供がほしい、という気持ちもないまま
今の彼氏と結婚したい、という気持ちもないまま

仕事辛い〜と同期と語って、上司に適当に愚痴吐いて過ごしていた日々が永久に続いていくような日々が好きだったのかな?とあれだけ嫌でつけた限界OL、にも疑問が湧くほど、自分がわからなくなってしまいました。


時間・お金・環境の制限が、私を心の底から窮屈にさせることが怖かった


もっと具体的に言語化してみると、自分が腹落ちしていないことに対して労力をかけることができるのかがシンプルに不安だったのです。

赤ちゃんというこの世で最も非力な存在を、私は受け入れて愛して育てるための納得感、どっかに置いてきてしまったのかな?
あれ?私って母親なれる?

ここからは、暗黒デフレスパイラル状態で、すでに頭がパニックになってしまうほど。

これまで、自分の選択に自信を持って、納得感を持って責任を持って全うしてきたつもりで生きてきました。就職して、まずは金銭的な余裕がなくなった時には衣食住にかかる費用を削り、旅行や経験に全てを注いで。
転職した時に、社会人スキルが欲しかったから、とにかく全部の時間と財産を仕事関連に当てて。

彼氏のことも、友達のこともおざなりになってしまうことがあっても自由に選択できたと思っています。

そんな私がぶつかった、自由VS母になる、という葛藤。


「髪を伸ばしなさい」という恩師のアドバイスを思い出して、ようやく山、越えました。

大学卒業時、恩師に言われた言葉でずっと忘れられない言葉があります。それは
「お前は、髪を伸ばすことから始めてみなさい」

私は当時本当に飽き性で、何をしても続かないくせに、目新しいことや興味があるものに飛びつく速さは異常でした。それ故に行動力が異常にあったり、平気で他人の領域にズカズカ入り込んだりして、とにかく我慢ができない性格でした。

髪が伸びたら鬱陶しいので切る、とずっと短かった私が、最もお世話になった恩師から最後に託された試練でした。

実際に、髪を伸ばすのはとてもしんどくて。それでも、2年間伸ばし続け、髪を伸ばすのがなんてことないと思えた頃には、いろんな理不尽にも耐えられるような社会人になれてたのではないかと思います。


私がこれからぶつかる壁、自由 VS 母は、
私がこれまでで我慢して向き合ってきたことで気付かぬうちに、得られた力(スキル)が身についた証拠であり
予測不能なものに対して、まだまだ挑戦できる余白と可能性を秘めた、チャレンジなのかもしれない

そう思うことで、私は自分のモヤモヤに決着をつけることができました^~^


最後に、旦那に大感謝


ずっと一人がたりをしてきましたが、なんといっても、この話全部対面で聞き続けてくれた旦那の存在に救われています。

私の26年間の集大成、旦那、そしてこれから生まれる我が子。

すごいしっくりくるから、私多分、大丈夫。


今日紹介した本『BUTTER』から、たくさん気づかされて、一周回って勇気すらもらいました。間違いなく人生の節目で立ち止まった時に、もう一回読みたい^_^
気になった方は、ぜひこちらのリンクからどうぞ。


あ〜〜エモい夜を、きっとまた何度も繰り返すんだろうな。

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