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「生まれてきてくれてありがとう」と思う物

利用するたび「生まれてきてくれてありがとう」と思ってしまう物。誰にとってもきっとあると思います。最近の私にとってのそれは、コミュニケーションツールに設定されている「リアクションボタン」です。

リアクションボタンがない世界では、相手からのメッセージに対する反応は「返信する」という手段しかありませんでした。そんな世界に何度生きづらさを感じたことかわかりません。

「あと一言を送るか問題」は、社会に出た私に幾度となく降り掛かってきた課題です。さすがに延々と悩むことはありませんが、少なからず毎度お悩みタイムが発生していたことは確かです。そんな私のもとに、救世主が現れ始めました。

仕事の連絡で使用しているツールは主にSlackとChatWorkですが、どちらもリアクションボタンが付いています。使用頻度は各グループの空気感に合わせるようにしていますが、多少使えるだけでもかなり快適です。

特にとあるクライアントさんとのSlackは、リアクションの中に絵文字だけでなく「承知しました」「引き続きよろしくお願いします」「ありがとうございます」などの丁寧な言葉が入ったものが豊富にあります。この存在には本当に感謝しかありません。

そして地味にありがたいのが、LINEのリアクション。グループでの連絡のとき「了解です」なんて返信すれば全員に通知がいくし、とはいえせっかく連絡くれたのにスルーするのも……というのが地味な悩みでした。

でも最近は、あのお馴染みの白い顔のキャラクターがいろんな表情でリアクションしてくれる顔を送ることができる。できるようになったと知ったときは本気で「生まれてきてくれてありがとう」と思いました。

「細かいこと気にしすぎかな」と反省することもあったのですが、このボタンが生まれた背景には多分、同じ悩みを抱える人が多い現状があったのだと思います。そんな人々のストレスやタイムロスを解消する存在は、まさに救世主です。考えてくれた人、ありがとう……

今はそんな小さなストレスから解放されつつありますが、まだ少し課題は残っています。それがメール。しかもよりによってメールは、他のツールよりも一層「送る」のハードルが高い。

何事も一度恩恵を知ってしまうと、現状に飽き足らず「もっとくれ」と求めてしまう。求めすぎはよくない。そう自覚しながらも「メールにもリアクションボタン求む!」と思うことを止められない強欲な私なのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。