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「移住」という言葉が持つ意味

幼い頃、親の転勤の影響で住む場所が何度か変わりました。最終的に大阪に落ち着き、それからもう20年になります。府内で転居はしたけど、トータル20年。

何か大きな変化や影響がない限り、親がいつか故郷の福岡に戻っても、自分はずっと大阪にいるぞと以前まで思っていたのですが、実は少し前から「違う場所に住むのもありかな」という気持ちが芽生え始めました。

あまり大きな声では言えないけれど、ここ最近は特に「以前からの知り合いがいない場所に住むのは寂しい」という気持ち以上に、新しい環境や人との関係性の中で暮らしてみたいという気持ちが大きくなっているのです。

幸い、パソコンとネット環境さえあればどこでも働けます。身軽さをいかして、新しい環境に身を置いてみたいかも。そんな気持ちが少しずつ膨らんできました。

とはいえ現状の課題は、どこでも好きな場所を選んで、余裕を持って一人暮らしできるほど安定した収入ではないところ。なにかいい手はないものかと、自分でいろいろと調べる中で出会ったのが「移住」という言葉でした。

本来「よその土地へ移り住む」というシンプルな単語ですが、検索してみると「移住」という言葉が今の時代、特別な意味を持っていることがよくわかります。

「移住」というと、今の時代は都心を離れ田舎に移り住む意味合いが強いようです。地域によっては移住支援金があったり、仕事や居住地がセットになった移住プランがあったり。

実際に移住された方の暮らしやサンプルに目を通していると、こんな生き方の選択肢があるのかと驚きます。そういえば、淡路島も移住者が増えすぎて物件が足りていない、みたいなニュースもやっていました。

自分がその場所にただ移り住むというだけでなく、場所によってはそれがその土地の価値にもつながって、Win-Winの関係が生まれることもある。そう考えると今の時代「移住」という言葉の持つ意味は大きいです。

島暮らし、悪くないかも。正直シェアハウスよりいいかも。虫苦手だけど大丈夫かな……え、島って意外と物価高いとこもあるの?あ〜でも、銭湯の近くに住むとかも、ちょっと憧れてたんだよな。迷っちゃうな。

なんていろいろ考えていたところ、最近両親から「福岡にそろそろ戻るけど、アンタも一緒に行かない?」とか言われ、新たに「福岡で実家暮らし」という選択肢がさらに増えてしまったのですが……

それはさておき、とにかく今「移住」の意味合いは、単に「移り住む」というだけにとどまらないことを知りました。

私が幼い頃に経験したのも一つの「移住」だけど、今の「移住」にはそこから生まれる大きな価値が期待されている。自分の今後を考える上で、このこともちゃんと頭に入れておこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。