オンライン才能テストを受けて、自分が輝ける場所を考えてみた

先週、自己分析に役立てようと「クリフトンストレングス」(旧:ストレングスファインダー)に挑戦してみました。

ずっと気になってはいたものの、結果を有効活用できる自信がなくて後まわしにしていたんです。でもやっと、今後のことを考える上で必要性を感じるようになって。実際、結果を分析してみると、自分の目指したい方向性が見えてきました。

今回は、私がクリフトンストレングスを受け、自己理解を深めるまでのプロセスを記録しました。やったことのある方も多いかもしれませんが「興味あるけどまだやってない」「やっただけで終わっている」という方に、少しでも参考になればと思います。

目的は「得意なことや才能を発見する」こと

クリフトンストレングスは、世界3,000万人以上が実践している才能テストです。公式サイトでは、以下のように紹介されています。

このオンライン才能テスト(以前のクリフトンストレングス・ファインダー)を受けることで、以下のことが可能になります。
・自分が本来得意とすることを発見する
・自分の最も優れた才能を強みにする方法を学ぶ
・個別化された結果とレポートを使用して、潜在能力を最大限発揮する

クリフトンストレングス公式サイトより

177の質問を通して「本来得意とすること」「最も優れた才能」を発見し、強みにすることがテストの目的です。最終的には34種類の資質の中から、特に上位に挙がった資質を参考に、自己理解を進めていきます。

まずはテストを受けて「上位資質」を見つける

クリフトンストレングスでは、特に自分の強い特徴を示す資質のことを「上位資質」と呼びます。私のTOP5は、以下のような結果になりました。

1.親密性
2.学習欲
3.内省
4.成長促進
5.運命思考

私の最も優れた資質は「親密性」とのこと。最初は「え、何それ」と思ったのが正直な感想です。「親密性」という言葉を、自分の得意や才能と結びつけようとしたけれど……なんかよくわからん。

ですが、最初に「よくわからないな」と思ったことがきっかけで、結果的に自分の「親密性」の資質について詳しく調べてみよう!と、次の行動につながりました。

1位に挙がった資質をしっかり調べてみる

上位資質を総合的に見ていくと、より自己理解を深められます。でも、一番気になるのは1位の資質です。私もまずは「親密性」がどんな資質であるのか調べて整理してみました。

各資質の特徴は、診断後にもらえるレポート、公式サイト、運営元の認定コーチによる解説サイトなどから得ることができます。私はいろいろと読んだ上で「親密性」の特徴を以下のように理解しました。

「親密性」の特徴
・選ばれた少数の友人と協働する環境で力を発揮する
・親しい人から信頼され、相手に安心感を与える
・ありのままを受け入れ合える関係性を大切にする
・忙しい人、助けが必要な人のために動くのが好き
・親友のためにかける時間や労力を惜しまない

過去の成功体験と上位資質の関連性を考えてみる

上位資質の特徴について理解したら、自身のこれまでの成功体験とリンクさせてみました。というより、私は「親密性」の特徴がわかった瞬間、ピンとくるものがあったんです。

私は過去を振り返ると「今までいきいきしていた時期は『高校時代』『教師として生徒と接しているとき』だった」とよく考えます。思い返せばその背景には「親密性」があったように思えてきました。

私の人生と「親密性」:①高校時代編

自分の人生を振り返ってみて「もしかしてピークだったかも」と思うのが、高校時代なんです。社会人になってから今でも「あの時の自分、なんであんなふうに振る舞えたんだろ」とよく思い返すことがあります。

高校時代は、部活やクラスでリーダーや、人前に立つ役回りをよくやっていました。自分に謎の自信や使命感があり、意見を言う、自ら積極的に動くことが自然とできたように思います。

今考えると、あのときそんな自分でいられたのは、周りの人や先生たちとの信頼関係が築けていたからかもしれません。高校は誰といても楽しく、リラックスして過ごせる奇跡的なほど居心地のいい環境でした。

もちろん苦労したり、人とぶつかったりしたこともあります。でも当時、過度に失敗を恐れずになんでも積極的になれていたのは「ありのままの自分で居ていい」「周りの人のために動きたい」と思えるほど、友人や先生たちと親密な関係性を築けていたからだと思います。

私の人生と「親密性」:②教員時代編

教員をしていた3年間は、激務でつらいことも多くありました。でも社会人生活を振り返ると、生徒の前にいるときは、高校のときのように自分らしくいられたように今では思います。

私は新卒で高校教員になりました。教員経験も社会人経験も少ない自分は、どうしてもベテランの先生と比べて劣ります。だからせめて「誠実に生徒と向き合おう」と、最初に自分でテーマを決めました。

担任をしていたとき、特に大切にしていたのは「生徒との対話」です。当時の私の年齢もあってか、1対1で話すと自己開示してくれる生徒が多かった。そして私も「お手本であろう、頼れる大人であろう」と、意識だけは強く持っていました。

そんな生徒との関係性や使命感の中で過ごす毎日は、私の「親密性」の資質にフィットするものだった。だからこそ、迷いが少なくいきいきした自分でいられたのかもしれません。

上位資質をもとに、自分が輝ける場所を考えてみる

「テスト受ける」「上位資質について知る」「過去との関連性を考えてみる」。これらのプロセスを通し、今後の居心地のいい場所探し(づくり)のための行動指針が見えてきました。

私の場合、最上位である「親密性」は、才能というよりも「性質」に近いと思います。信頼できる人たちといるとき、または「助けたい」と思える人がいるときにこそ、自分の力が発揮できる傾向にあるようです。

ポイントは「人」との関係。信頼関係はすぐに築けるものではないですが、そんな関係性を目指すこと、一緒に頑張りたいと思える人、この人・物事のために頑張りたいと心から思える場を本気で見つけるために、行動する必要があるのだと思います。ちょっと方向性が見えた気がしてきました。

今はいろんな自己分析ツールがありますが「結果を今後や未来の行動にどう役立てるか」といった、未来志向の目的を持って取り組むことで、より価値が高まるのかもしれません。

自分が得意なことを発揮できる場所、輝ける場所を見つけるヒントになる自己分析ツール。もちろん自分は少しずつ変わっていくものでもありますが、迷いが生じたときのヒントとして、定期的に役立てていきたいと思います。

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