大きな決断をするときの、3つの判断基準
こんにちは。ヘルスコーチのデイビスみなこです。
今日の記事では、人生で大きな決断を下す時にこんなことを基準にするといいかもよ、という話をします。
なぜこのテーマかというと、私自身、最近大きな決断を下して、今それに向けて準備中なのです。
大きな決断とは、12年間のニューヨーク生活に一旦終止符を打ち、今年の秋に、家族みんなで日本に移住すること。
なぜ日本移住することにしたかは、日本の家族と近くにいたかったからとか、ニューヨークの教育方針に合わないから、などいろいろと理由がありますが、簡単な決断ではなかったです。
日本移住は、私にとって「怖い」こと
私にとっては、日本へ移住するというのは、怖いことです。
24か25歳のときに初めてニューヨークを訪れて、就職、結婚、出産、起業など、大人としての大きなイベントをすべてこの街で経験しました。
すっかり馴染んだ街や、人々から離れるというのはとても寂しいです。
ハーフの子供たちは日本に馴染めるのか、不安もあります。
また、「ニューヨーク在住」という一見かっこいいアイデンティティを失うことへの悲しさもあるのが本音…
そんなにニューヨークが心地いいなら、なぜそこまでして日本移住を決めたのかというと、私は何かを選択するときに、以下のことを基準にして決めているからなんです。
迷った時の3箇条
自分の価値観に沿う
やりたいことを賞味期限内に実行する
迷ったら怖い方を選ぶ
一つずつ説明していきます。
1、自分の価値観に沿う
価値観とは、「物事の価値についての考え方」のこと。
人生で何を大切にしてるか、とも言い換えられると私は思っています。
コーチングのクライアントさんと話していると、みなさん、いろんな価値観を持っていらっしゃいます。
例えば、自由、自己表現、人とのつながり、影響、貢献、自然など、本当に人それぞれ。
私の場合は、価値観の中に「家族」というのがあります。
日本の家族と、私の二人の子供が一緒にいられる時間を増やしたい、という思いが昔からありました。
「ニューヨークで暮らすことの心地よさ」と、「家族」という価値観を天秤にかけたところ、後で選んでよかったと思うのは絶対「家族」だろう、とすぐに答えは出ました。
2、やりたいことを賞味期限内に実行する
人はいくつになってからでも新しいことに挑戦できます。
でも、物事には「賞味期限」、つまりそれをするのに最適な時期があるというのを考えたことがあるでしょうか?
例えば、「一生に一度は、南米のマチュピチュに行ってみたい」という願いがあるとしましょう。
高齢になってからでも素晴らしい体験ができると思いますが、足腰が弱いと体への負担は相当ですし、何かしらの持病があると心配も増えます。
そのリスクを考えると、マチュピチュに行くのにおすすめな年齢(賞味期限)は、一般的には20〜50代くらいかなぁと、想定できます。
そのように、「人生でやりたいこと」にはたいてい、それをするのに最適だと想定できる年齢制限があるのです。
今回の私の場合でいうと、「いつかは日本に住んで、私の両親がかわいい孫ともっと長い時間を過ごせたらいいな」と長い間思っていました。
そしてその賞味期限を考えたところ、あと10年後では手遅れかもしれない。私の願望を叶えるためには、両親が元気なうち、そして、子供が反抗期で生意気になる前に行くのが最適なんだと、と気づいたのです。
この「やりたいことの賞味期限」を意識するようになってから、人生の短さを改めて認識し、適度な緊急性を持って、やりたいことを叶えられるようになりました。
ちなみに、この考え方は、未来のことを考える際には有効ですが、「賞味期限」を過ぎてしまった物事に対しては当てはめて、後悔したりしないでください。
上と相反しているようにも聞こえますが、「物事は全て最適なタイミングで起こる」とも、私は信じています。
今まで実現してこなかったことは、神様(または宇宙、潜在意識など)が意図をもって、お預けにしていたものだと思って、これから先をポジティブに捉えるようにしてくださいね。
3、迷ったら怖い方を選ぶ
これは以前に別の記事でも書きましたが、何かに迷った時は、より勇気が必要な方を選ぶと、人生がより刺激的に面白くなるよ、という考え方です。
詳しくはこちら👇
私たち夫婦にとって、このままアメリカに住み続ける方がいろんな面で、ずっと楽です。
でも「日本に住んでみたい」という願望を叶えるために、より面倒で、困難で、労力もお金もかかる道を選ぶことに決めたのです。
でも大変なのは、理想の状態にたどりつくまでの道のりだけ。
目的地に到達してからは、もっと幸せで快適な世界が待ち受けているだろうと期待をするから、あえて困難な道を選ぶのです。
期待が外れたら?
そしたらアメリカに戻ってくればいいだけの話。また労力とお金がかかりますが、それは一時的なものです。
その物理的なリスクよりも、やりたいことをやらないで時間を過ごすことの方が、よっぽどリスクが高いと、私は思うのです。
まとめ
長くなりましたが、以上が、私が何か決断をする際に判断基準にしている3つの事柄です。
クライアントさんと話していると、みなさん、やりたいことがあっても決断をすることに躊躇をしていらっしゃる方が多くいらっしゃると感じます。
何かを選ぶというのは、他の選択肢を手放すということであり、勇気が必要です。それが自分だけの問題ではなく、周囲の大切な人にも利害が伴う場合は、なおさらですよね。
でも周りの心配をするのは後にして、まず「自分が本当にやりたいことは何か」、それを自問してください。
目的地が見つかれば、そこにたどり着くまでの道や手段は、意外にたくさんあるものです。
まずは勇気を出して決断をする。
それだけでもっと、自分の人生の主導権を握れるようになります。
あなたがもっと自分らしい人生を送るために、少しでも勇気を与えられたら…
そんな思いで、今日の記事を書きました。
少し参考になるものがあったら、いいねかコメントいただけると嬉しいです。
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