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Ing 形なのに命令形に!?

英語での命令形ってどう作りますか?

ちょっと勉強した事がある人だったら、動詞を文章の前に持ってくるのが基本ということくらいはすぐ分かると思います。
そして、なおかつその動詞は基本形というところまでは文法の基礎中の基礎のはずです。

だから、例えばすごく親しげに
「こっちにおいで!」と言う場合は、

“Come here!” 
“Please come here!”

とかで通じます。

初歩的な文法のルールですね。

だから、命令形はこれが当たり前で他に例外がないとか思う人は多いのではないかと…。

ただ、言葉は変化していく物なので日常会話では絶対に動詞の基本形というわけではないんです。

今すぐに来て欲しい!と緊急性を表したい場合、
ING形を使う人もいるんです。

“Coming here!!!!!!!!!”

(今こっちに向かってきてよ!!!!!!!!!!!)

っていう具合です。

命令形=動詞の基本形

みたいに文法は絶対みたいな思考だと、聞いた途端に頭は?マークだらけで、サッパリ分からなくなってしまい固まってしまうと思います。

あくまで、文脈や音の強さやリアクションの取り方を総合して捉える力も必要。
もちろん、文法の基本形はあるのですがいくらでも例外はあっていくら覚えてもきりがないんです。
いつどこで誰が変形させたか分からないけど、意味を強調するために従来の基礎の文法ルールを混ぜ言い方を発明した人がいてそれが一般的になってきているとかいうのはすごくあるので…。

言葉は変化する物だからです。

ING形が命令形に!?

みたいに驚かない頭も時として重要なんです。

オーストラリアの語学学校で発見した事があります。私は、中級クラスから上級クラスまで経験しました。

中級クラスから上に行けば行くほど、文法ルールはなんだったのかと感じるような例外をとても沢山紹介されるようになりました。

説明は特になく、ネーティブスピーカーが使ってるからというものでした。

従来の順番を変えてあるから強調となっていたり、敢えて文法ルールから外す事で目立たせて伝えたい事をはっきりさせてるとかそういうのも多くてきりがないなと思ったんです。

文法はとても大切で必要だけれど、英語を習得しようと思ったらある程度の基本の文法を知ったらどんどん聞いて慣れ真似して使うのが近道。

高度なものを沢山覚えて、こんな時はこういうのが絶対みたいに染みつけたって、環境やその場の状況やTPOによっていくらでも好まれる表現や文法が大きく違う。
瞬間的に判断して、自然と何を言うか選ぶ瞬発力が必要。

使わずしてその感覚が身につく訳ないです。

頭が固まれば固まるほど、自分の中の常識が絶対なものになり邪魔をし、それ以外の表現や文法の変化形なんてきたら訳が分からなくなってしまう。
暗記すればするほど、そうなりやすく使いこなせるまでになりません。

ある程度基礎を掴んだら固定観念が染み付く前に使う必要がある。

それでないと、この時はこういうはずなのになんで!?

とさっぱり口から出なくなる。

これはひとつの例だけど、Ing 形なのに命令形に!?なぜ!?みたいに驚いたりしているとすれば、そのシグナルの可能性がある。

英語表現についても色々書いてます!

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