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女の子は、プリンセス

女の子は、プリンセス 

オーストラリアでは、このように育てられている女の子が多いと、私は知った。

なんとまあ、可愛らしいフリルがついたお姫様のような格好をさせられている女の子の多い事。
本人もまんざらでもないようで、嬉しそう。

それは、まるでおとぎ話から飛び出してきたような感じ。特に外出時は、そんな子が増える。

リトルプリンセス!

などと呼ばれている子もいる。

ディズニー関連の催しが開かれると、ある程度までの低学年の子達は競ってプリンセスになっている。中には、王冠のようなものを身につける子まで!

そんな様子を私はよく目撃した。都心部に住んでいたし、良く中心街も通っていたので。

「女の子は、プリンセス」これ決して格好だけじゃないのですよ。

教育と、かなりの刷り込みがあるのです。

私がホームステイした時のホストマザーはお年を召した方で、お孫さんが何人もいらっしゃいました。もちろん、女の子達も複数。

そこで、印象に残ったのは女性の態度です。

それは、平均的日本人女性とは全く違う。

ただの相対的な比較でしかないですが、平均的日本人女性と比べると彼女らの態度はかなりデカくてワガママに見える。上から目線のようと言えば分かりやすいと思います。

そして、「私の言ってる事をお聞きなさい!」と、身分の上の人が大衆に聴かせているような雰囲気で要求や意見。その理由を言う人もいる。

けれど、どんな事を言っても男親はかなり甘くその女の子達の話を聞き味方になっています。

私にとっては、それは見た事もない光景でした。無意識にじっと見てしまっていたのでしょう。

ホストマザーのおばあちゃんが、

「女の子は、プリンセスだからね。そうやって育てないと世に出た時、幸せになれないからね。」

ととても真剣な顔で言ったのです。

「女の子は、プリンセス」

その言葉が私の印象に深く残りました。

女の子は慎ましやかにしなければいけない。とは対極的です。

「ちゃんと思った事を言っていた方が、悪い虫がつきにくい。本当に酷い人が世の中には沢山いるからね。」

そう言った悲しそうなおばあちゃんの顔を私は良く覚えています。

「女性は、ワガママくらいがちょうどいい。」

そんな言葉も……

そして娘が大きな態度をしていると、父親は目を細め喜ぶ。

“女性でこそ優位でいなければいけない、プリンセスでいなければいけない。”

そしてホームステイを出た後も、何度も

「リトルプリンセス!」と呼ばれる小さい子を見るたびこの会話を思い出したのです。

強い態度で、上から見下ろすように意見を強く言う女性がオーストラリアではとても多かった。それは、代々受け継がれたこの刷り込みなんだなと私は納得したんです。

おばあちゃんはイタリア系でしたが、ヨーロッパ人は大体そういう風に女の子を育てる人が多いと私に教えてくれました。

ヨーロッパには、騎士道の考え方があるのでこれは精神的にも、男女共に良く響く背景もあります。

だから、女性が下手につくという思想を持つ女性が、

「女の子は、プリンセス」

をしょっちゅう言われながら育ってきた人が大多数の場にいると、かなり芯が弱く頼りない女性に見えるのです。そして扱いやすく、何でも言うことを聞く女性と等しい。

これは残念ながら、とても不利になる。

私が見てきた事ですが、大人しくあまり意見を言わない人は悪い目にあっている人がとても多かった。これは、国籍や元のバックグラウンドは関係なく……。

それを証拠に、オーストラリアはDVもとても多い国なのです。大人しい女性なんて、良いカモやターゲット。アジア人や日本人は目をつけられやすい。

それを知っていて対策をとれば、全然違うし、危機は避けられるのですが、そうでなければヤバい人間が狙ってくる。

程度が低いので、常識も通じないし会話も成り立ちません。もしかして薬物かもしれません。

私のように、たかが9年ちょっと住んだだけでも、少し知り合った日本人女性が現地の感覚で言えばDVや虐待にあっているレベルの人を何度も見ているのです。

あと、留学生は金があると思われるので、金づるにしたい勤労意欲ゼロの奴が狙ってきます。

(事実、現地の借金まみれの奴らより、留学生は全員金持ちでしょう。)

程度が低いというのは、どれくらいのレベルかと言えば、借金をいくらしても他人に面倒かければ良いや。他人のを取り上げれば良いやの人たち。

マイナスもプラスも分からない。
計算しようとすると、すぐに頭が破裂する。
計算機も押し間違えて正確に使えない。

その程度のレベル。

英語で言い返せなく喧嘩ができない。意見を強く言えない。そうであればあるほど、ヤバいレベルの奴らが寄ってくる。

アジア人は平均的に大人しいと思われてるので、シティーなんか歩いていると、ホンモノのイかれた奴が沢山ひつこく話しかけてくる。

「女の子は、プリンセス。」

それが鳴り響きます。

上から、下のものに言うようにキツく意見を言う。演説するように……

ヨーロッパの女性達は、そんな魔除けをしている。魔法で奴らを殺すのです。

私はそれを理解し、オーストラリアの女性は物言いがキツイなあ。ワガママだなあと一旦思ったとしても、その気持ちを取り払い接してみることにしました。

こちらが、フラットに接すれば大変礼儀正しく人を敬う事ができる女性も沢山いました。別にキツくもワガママでもなかったなんていうことは、何度もあった。

芯を持っていて強く素敵な女性達です。優しい面もちゃんとありました。

表面と内部は違うなんていくらでもある。
それだけ、厳しい世の中だ……

「女の子は、プリンセス」

そう育てる親の愛情があるのでしょう。

そして、それに答えながら彼女らも成長していく

他人を利用することしか考えていない人に、抵抗しないと不幸になってしまいます。そういう人ばかりが、良い思いをしていく事が個々で増えれば、全体に不健全な世ができていく。

そのためにも、誰の前でも顔を立てるなんてする必要はない。性善説は捨てねばいけない。

「女の子は、プリンセス」の視点はとても大切。

相手を判断する器と眼を持っていた方が良いし、それを踏まえてコミュニケーションを取るべきなのです。

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