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留学すると英語力伸びる?

今回は、留学について書こうと思います。
特に正規留学について。

SNSで、英語に関して調べると

“正規留学すれば英語力が伸びる”

などと書いてあるものをたまに見つける。

しかし、こんなことを軽はずみに考えて良いのかと少し疑問に思っている。

私はオーストラリアのカーティン大学という所に通いちゃんと卒業したのだが、そもそも英語力が不足している人に門戸を開いている場所ではなかったという印象しか持っていない。

それを証拠に、IELTSを代表する資格で点数を取り尚且つ入学後も、英語力チェックが行われていた。

そして、現地人の英語ネーティブスピーカーでも英語力の基準を満たさなければ卒業できず落第させられていた。

大多数の日本人より英語が話せる人でも、ただの雑談レベルだけでは断られる。そんな場所。

なので、英語を上達させたい目的で入学できるかがそもそもかなり疑問である。

現地人でさえ、断られる場合もあるのだけれど、留学生は現地人の2倍から3倍の学費であるため許しているだけなのが実情。

留学生でもついていけなければ、落第が通常。
また受かるまで課金してその科目を学んでねという話。

多くの金を払いついていけなければ庶民には安い額ではないのでシャレにはならないと感じる。

なので、大学留学したければ最低限大量の分厚い英語で書いた文章を読むのが苦痛でないレベル。そして、論文などをすらすら書ける文法レベルであることが必須である。

正直、現地の人でも課題が多すぎて学ぶのが苦な人はすぐに辞めていく。それでも残るのは、通常ではない裏ルートの人々であると言っておきたい

最近の日本は読書する人さえ減っているとの話もある。特に、高度な深みのある文章をどれだけの人が大量に読んでいるのだろうか?

英語圏の大学に行くということは、それを英語でこなすことを意味している。

1日に数千字くらいの文献を読むのはすごく軽いと思えないようでは、内容まで身につかないだろう。必死で訳してるだけとか論外なのだ……

もし、卒業後に現地の人と共にその内容で実務をしたければ、内容もちゃんと知っていなければ話も聞いてはもらえない。

ひとつの教科毎に分厚い教科書が何冊もあり、参考文献を毎日スラッと読む必要もあるし、それに基づき質問されたりもする。グループで話し合って発表もある。

その際には、外国人であるので多くの訛りにあふれた英語を聞けた方が楽である。ごちゃ混ぜの感覚で構成されたコミュニケーションを受け入れた方が良い。一緒にやるのは、類は類を呼ぶので、現地人よりも移民である可能性が高まるのが理由だ。

通常テキストにあるような、英語の音でさえ聞き取りに苦労するようではそれには加われなく嫌われるのがオチだろう。

しかも授業は、分かりやすく話すことをトレーニングされた先生ばかりが簡潔に話しているので、それが簡単に聞き取れなくてはお先は暗いと言わざるおえない。

あまりにも、外国の大学を舐めすぎている人が多く英語練習の場のような感覚で捉えている人がいるのは変なことだ。

私はそもそも留学前から英語の聞き取りは良く、授業は全て分かるレベルだった。

日本の大学は理系で突然入る実験予定で寝れなくなった経験もある。ちょっと特殊なことをしていたので毎週新幹線で移動とかもしていたから、すごく多忙だった。
だから、海外行って大量課題をやってても、自分で計画さえすれば寝ることができる分野で、それだけでそんなに苦でないレベルに感じていた。

けれど、現地の人でも読み物が苦手で書く練習をしてこなくひとつのことを探究する性格でない人は拷問のような場所に感じているみたいだった。

そう思っている人たちは、英語のネーティブスピーカーである。留学生でもなんでもない。

私の専門分野は会計学だったが、受験戦争が酷く過激な時代を過ごした中国人は遠く離れたオーストラリアの地で、すごく楽だと漏らしていた…
なので、卒業生も中国から来た留学生がかなり多く見受けられた。

彼らにどのくらいの英語を受験勉強で叩き込まれたか聞いたことがある。日本とは比較にならないほど大量の細かい英文を飽きるほど読んできているとの話だった。

実際に教科書の内容なんて、形式みたいなものだから楽のようでちゃんと全て読んできている人も多かった印象。逆にそういう人でなければ、通常なら卒業が難しいことを表している。

しかも、現実的に大量の課題をこなすので引きこもる率も上がる。そのため、会話数なんてどんどん減っていく。卒業したければそうなっていく。

私も大学行っている時は、外出は必要最小限で外で食べることさえ何年もしなかった。食べ物さえ簡単に済ませた。家と学校の往復、日用品の買い出ししかしていないしそれでも時間を使いたくない時は全部インターネットで済ましていたのが思い出される。

授業やゼミの英語で苦労を感じてないのにも関わらずこの有様の日常生活。

最初から、会話力がある人は引きこもっても大して英語力は変わらないだろう。

けれど、もしその逆だったら英語力は衰退し、たまにある人前での発表でえらいことになるのが現実なのだ…

これも正規留学すれば英語が使えるようになるとの話とは逆境している。

しかも、就職活動しようと思ったら現地人並みかそれ以上に雄弁な方がよく、会話数が減った程度で英語話すのを忘れる程度では何処からも見向きはされないのが今の現実である。

海外出れば稼げるようになるとか、正規留学すれば英語が出来るようになるとか、、、場所に頼る思想で、自分の実力がなければ大事な資産を失うだけである。

現地の真面目に学問している人にも迷惑なので、英語のために正規留学するとかいう変な理屈を押し通して海外に行くのは辞めるべきだと私は思っている。

正規留学したければ、目的をもって最初から最小限の英語力を身につけていくべき。

留学すると英語力が伸びると言っている人で、まともに海外で大学を卒業した人が何人いるのだろう……あり得ない話ばかり書いてあるので、どうしても疑ってしまう……

この記事をもう一回拡散したくなった 笑


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