お弁当の違い。
お弁当箱とその中身を思い浮かべてみてください。
どんなものでしょうか?おそらく、色々と調理されたおかずが入っているイメージがすぐに頭をよぎる。そんな人は、珍しくないでしょう。
しかし一歩、海の外に出るとお弁当だけでもかなり違っています。今回は、そんなことを書いていきます。
まず海外では、アジア系以外の人には、割と日本人が思い浮かべるお弁当箱(Lunchbox) は、驚かれる傾向があります。それは、お弁当箱の中にそれ用に調理に手間をかけたものが入っているという意味で。
特に、キャラ弁なんかやろうものなら、目立って大変です。驚かれたり嫉妬されたり忙しくなるでしょう。(最近では、可愛いお弁当を作ってみようみたいな界隈は現れてきているのですが、まだまだ少数派)
さて、じゃあどんなお昼を持ち寄るのだろうか。
第一、まず弁当箱自体持っていない人もいる。だから、lunchbox という単語は意外と聞かなく、単に lunch とだけ言う人も珍しくないかな。
さて、弁当箱を持っていないのにお昼を持参する人は何を持っているのかと思いますよね。
結構、良く見かけるのは、紙製の sandwitch bag (サンドウィッチバッグ)というものの持参です。エコ意識が高い人がすごく多いので、自然に帰る系の紙製の袋を持つ人が目立つ。プラスチック製なんか持ってたら、詰め寄ってくる人がいるので、自然とこうなってきます。
それで中身といえば、文字どうりサンドウィッチを入れる人もいます。けど、簡単にジャムやピーナッツバターとか塗るだけの人も多い。あとはそれに加えて、リンゴなんかの果物をそのまま切らずに入れます。健康意識が高い人は、皮を食べても安全と言われる無農薬の物を探してきて入れます。(まあ、気にしない人はそのままですが…)
あと、人気のものとしては、ナッツや果物を固めて棒状にしたナッツバーと言われるもの。これは、スーパーに行けばかなりの種類があるので飽きにくく良い選択肢です。それに、栄養素も計算されているし、食べるのも時短で済みますから便利です。
そんな感じで、手の込んだおかずを入れている人って意外と多くないのです。良く考えると、なるべく睡眠をしっかりとりたいと意識すればかなり合理的判断。
さあ、lunchbox の話題に戻ります。
当然、箱型なのでおかずを入れる人もいます。お弁当用に準備された雰囲気の人は思ったよりは少数派で“昨晩の残り”系の人も目立つ。
そして内容が、先に書いた紙袋と被る人もいます。ランチボックスも日本のよりも大型なので、リンゴのような果物を丸ごと一個入れる人もいます。(スーパーにそれ用の若干小さくできたものが売られています)。野菜も丁寧な人は切って入れるのですが、洗っただけでそのまま入れる人もいる。箱サイズを大きめにすれば可能ですね 笑。箱型なので、マフィンなんか入れることが紙よりも容易なので、そんなのが好きな人もいます。
“お弁当は、調理されたおかずとご飯を入れるもの”そう考えていると、海外ではみんな違ったものを持っていて新たな発見があるのではないでしょうか。
私も朝はのんびりしていたい派なので、自分で何か持参する時は、途中から現地の人のを見習って、なるほど!と思い真似しだしました。
お気に入りは、ナッツバーかマフィンかサンドウィッチに、果物をセットにするパターン。そもそも、ランチに時間をかけていられない時は、食べるのもこれだと早いため、効率的で気に入っていた。慣れてしまえば、勝手に習慣になりました。
そんな感じで、海外のお弁当事情と、日本のお弁当事情は随分と違うという話を今回は書いてみました。
もしあなたが外国に住んで、日本風のお弁当をそのまま持って行ったりしたら、めちゃくちゃ驚かれるし目立つかもしれません。