見出し画像

褒める事がプラスの循環を生み出す

わたしがオーストラリアに暮らしていた間に、オージーのコミュニケーション方式から学んだ事は沢山あります。

その中の一つが、互いに褒めるのを自然としている人達が多いという事。
そして、自分が褒められたら素直にそれを喜び、その気持ちを相手にまたお返する人が多く、とても心地よくなる状況によく遭遇しました。

褒める事がプラスの循環を生み出している。

聞けば、子供の頃からその子の個性を褒めて表彰するような学校もあるとかそういう話もしばしば耳にしました。

それで、クラスメイトもみんなで声援したり拍手したりするよう先生方が率先して誘導するそうです。全員誰でも良いところがあるから、平等に褒めるそんな工夫をするクラスもあるとも聞いたことあります。

だから、他人にも良いところがあるしそれと同じで自分にも良いところがある、みたいに思えるからある種、嫉妬も日本よりは生まれにくいのかな…とかちょっと思った事あります。

一つの正解を準備して、そこから外れると指摘されて間違えを正す事が良しとされるよりは、人には特性や得意不得意があるから、第3者からそれを見つけてもらい特に良い部分を指摘される事はとても良い事と思います。

個性が埋もれにくいので、より強固な社会が形成されるでしょう。

そんな風に教育されている人も、日本よりは多いので自信を失っている人も少ないです。その結果かもしれませんが、褒め言葉も自然と出る人がとても多い。

これは時として、会話の円滑油になっています。

コミュニケーションの秘訣として覚えておいて損はない。

人には感情がある以上、互いにポジティブな気持ちを抱いた方が円滑に会話できます。特に、欧米社会では、外向的な人が多いので褒め言葉は互いに掛け合うもので謙遜は時として異様に映ると思っておいた方が良い場面は多いです。

中には、全く人を褒めない卑屈な人もいますがそんな人と付き合いたいですか?気分良く会話できる人がよくないですか?だったら、自分からポジティブシンキングをしましょう。簡単な話です。

類は類を呼びます。

どんな感じに誉めるのか。それはとても簡単です。これをするだけで、会話できる場合さえあるんです。

雑談が苦手な人は多いでしょう。けれど言ってしまえば、褒め言葉からでも会話が引き出せる。それは、オージーから学び私も実践してきました。互いに気持ちいいし、会話がそれだけで続く場面は多かったです。

とても単純な話です。

褒めた後に相手が嬉しそうで話したそうな雰囲気を感じたら質問する。

それだけです!

髪型変えたの!色もいいね!どこの美容院?

そのタトゥーの柄、新作じゃん!イカすなあ!
どんな意味で彫ったの?

スニーカーかわいいね。今日の服とあってる!
どこで買ったの?

なんかいい匂いだね!香水!?
もしかして、ビヨンセの!?
(↑ぶっちゃけこれは適当で構いません笑)

そのスーツ仕事できる人に見えてヤバいな!
プレゼンあるの?

日本の感覚だと、恥ずかしい気もするかもしれませんがこの程度は平気でみんな口に出しています。

自然なんです。

まあ、嘘じゃなくて本当に思っている時しか、私は言いませんでしたが、息吐くように自然と言ってる人もいそうでした笑。

平均的オージーはお喋りなので、褒めてその後の質問で無限に会話できる場合もあります笑笑

そして、アジア人は日本人と似た感じの人も多いけど欧米人の中にはありえないくらい褒め返してくれる人もいてこちらも気分良くさせてくれます。

言われたら、謙遜せず

ありがとう!(Thank you!)

と言う。

質問されたら答える。

それだけで、プラスの循環を生み出している。

習慣づけるだけで、人間関係の潤滑油なおかつコミュニケーションを続けるコツにもなる。

日本では褒められると、

ほんとかな?とか、
何か裏があるのかな?

とか疑ったり相手を読もうとする人がいる。

ただ事実は、相手が目についた部分を指摘してポジティブな会話をしたいという事くらいしか分からず相手を測ろうとすること自体がなんだか勿体なあと私は思うんですよ。

とりあえず素直に喜んでおいても、何も失うものはなく自分も良い言葉を言った方が気持ち良いはずなのに自らそれを手放すのは残念だなあとよく思います。

「褒める事がプラスの循環を生み出す」

のは事実で、とても良いこと、そして重要なはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?