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「ミライクと話す医療費控除」開催レポート〜医療費控除の疑問点を解説〜

病気で悩む人が支えあう患者SNSアプリ、ミライク( @MiiLike_ )です!

2023年2月3日、ミライクで初めてのTwitterスペースを開催しました!
医療費控除noteを公開後、実にたくさんの反響をいただきありがとうございます。

今回はnoteを読んでくださった皆様の感想や、さらなる疑問点を伺いたいと思い開催しました。

初めての開催かつ金曜の夜にも関わらず、多くの方に聞いていただきまして感謝申し上げます。

ここではTwitterスペースを聞き逃した方に、内容を一部ご紹介いたします!

「ミライクと話す医療費控除」イベントレポート

Twitterスペース参加者紹介
■ミライクスタッフ
藤澤・・・ミライク事務局
杉本・・・ミライク事務局
三上・・・臨床試験マッチングサイト SearchMyTrial ・ミライクnote担当
■ゲスト
あいぼんさん・・・( @aiborn7
ゆみさん・・・( @yumisub9

冒頭は、メインホスト藤澤の自己紹介からスタート。

杉本「ミライク立ち上げの責任者をしております。我々Buzzreachという会社が臨床試験を通じ患者さんと関わる中で、患者さんを支援するアプリのサービス化に向けて開発を進めてきました。」

三上「WEBライターの三上です、元は薬剤師をしていました。家族に持病があり長年医療費控除をしており、自分の経験を元にnoteを書かせていただきました。」

パチパチと拍手のリアクションをいただきました!
スペースが初めてなので、感動です!

ゆみさん「昨年病気が発覚して、Twitterの闘病アカウントを作成しました。同じ病気の方と繋がったり情報交換をする中で、ミライクさんと繋がりました。」

藤澤「実は医療費控除noteは、ゲストのお二人との会話の中から生まれました。
ご自身の経験から、闘病している方の参考になるアイディアをくださりありがとうございます!」

あいぼんさん「私もゆみさんと同じく、昨年病気が発覚したことをキッカケにTwitterアカウントを作成しました。Twitterで同じ病気の方に、励まされたりしています。」

ゆみさんとあいぼんさんは、ご近所さんなのだとか!
Twitterというネットの世界で知り合い、現実でも会えるのは嬉しいですね。

藤澤「ゆみさんとあいぼんさんにお会いした際に、医療費控除の疑問点が色々と出てきたんですね。それで、ミライクのフォロワーさんにも医療費控除で悩んでいる方がいらっしゃるんじゃないかなと思いまして。聞いてみると、想像以上に様々なご質問をお寄せいただきました。」

▼ミライクで質問募集したときのツイート。リプライでたくさんのご質問をいただきました。

藤澤「拾い切れていないご質問もあるんですが、だいたいのご質問に対する回答はnote記事に掲載させていただきました!あいぼんさん、note記事読んでみていかがでしたか?」

あいぼんさん「医療費控除の対象になるもの、ならないものの表がわかりやすかったです!」

「医療費控除とは?簡単なやり方は?気になるポイントをまとめました。」

あいぼんさん「追加で疑問なのは、保険適応外の治療が医療費控除の対象になるのか、という部分です。」

三上「保険適応外の治療も、医療費控除の対象ですよ。」

杉本「保険適応の場合は、自己負担となる3割の額。保険適応外の治療は10割分そのままが、医療費控除の申請額になりますね。

ゆみさん「医療費控除について知りたいことが、1つの記事にまとまっていてわかりやすかったです!これを読めば、一通り医療費控除のことはわかるなと思いました。」

藤澤「皆さんの疑問って、共通しているものも多かったですね。今回の記事だけである程度医療費控除のことはわかる内容になったので、来年はどんな記事がいいかなと思ったり…」

三上「自分で確定申告してますが、毎年操作に悩むんですよね。毎年同じことしてるのに…。画面のスクショを掲載して、次はここ押しますよ、次はここに入力しますよ…なんて案内のある記事があったら便利かもしれませんね。」

杉本「意外とe-tax、悩みますよね…。」

ゆみさん「去年の時点で、今年は医療費控除することになるだろうから、会社で年末調整しなくても良いやと思ったんですよね。会社の年末調整で、生命保険控除や寄附金控除をやっても意味ないと思ってしまっていて。でも結局10万円行かなくて、生命保険料控除とか自分でやることになっちゃったんですよ。」

三上「年末調整を受けて、医療費控除は個人で行う方が楽かもしれませんね!」

ゆみさん「年末調整をしても、医療費控除のときにやり直しが必要になると思っていたんです。同じように勘違いしている方は多いかもしれません。」

杉本「国税庁サイトにあるExcelの医療費計集計フォームを使うと、年間の医療費がどれくらいになったかわかりやすいですよ。」

引用元:国税庁

ゆみさん「遡って医療費控除できることに対して、勘違いしてる方もいました。2年前の医療費の保険金を、1年前の分(翌年2月からの確定申告分)で引けばいいと思ってる方がいるようでした。1年ごとっていうのは知らない人も多いかもです。」

三上「なるほど!医療費控除はやってみないとわからない疑問点も多いですね。」

15分の予定で開催したスペースですが、気が付けば19分に…
あっという間の楽しいお時間でした!

短い間ではありましたが、noteを読んだ感想や医療費控除への疑問点を伺えました。


Twitterスペース終了後のご質問

スペース終了後には、リスナーの皆さんから医療費控除についてのご質問をいただきました。ありがとうございます。

Q1. 「医療費-保険金給付」が10万超えたら控除申請となっているのですが、 もらった保険が、入院給付金・手術給付金の場合、入院手術以外の医療費(抗がん剤や検査)は、保険金で相殺しなくてもよいのでしょうか。

差し引きするのは疾患ごとのため、同じ疾患の医療費は総合して考える必要があります。 実際に医療費控除を行うときは、医療機関ごとに医療費と保険金を入力します。 もし同じ医療機関で別の疾患に対する治療を受けている場合には、別途税務署にお問い合わせいただきたいです。

参考:ミライクnote
目次「保険等で補填された金額」とは?保険による給付金の取り扱い より

Q2.医療費控除、何年分か合算してもよいのでしょうか。1年ごとに10万超えてないとダメですか。

残念ながら1月1日から12月31日までの1年ぶんの日付の領収書が対象です😭
同居の家族分は合算できます。同一生計なら別居の家族も入れられます。

回答:ねこなでたいさん( @nekonadetai1

Q3.公共の交通手段を利用し、病院到着前に病院の近くで仕事を急遽行った場合は、医療費控除の交通費に全額含めていいか、それとも経費に入れ按分した方がいいですか。

国税庁:医療費控除の対象となる医療費9-(1) にございます通り、医療行為を受けるために使った交通費が該当します。 途中で違う用途でご利用になられた交通費は対象とならないと思いますが、 詳しくはお近くの税務署にてお尋ね頂ければと存じます。

国税庁:医療費控除の対象となる医療費9-(1)

Q4.交通費はシェアサイクルも入れていいですか。

シェアサイクルは公共交通機関ではないため、医療費控除の交通費として計算できません。

参考:ミライク公式note
目次 「医療費控除の対象となるものは?」より

Q5.指定運動療法施設での運動は、有料のものでないといけませんか。 無料の場合、交通費だけでも医療費控除に入れていいのかどうかが知りたいです。

こちらの証明書があれば、運動療法にかかった交通費は対象になる可能性があるのではと思いますが、公的機関から回答に十分な情報発信は見つけられなかったため、詳しくはお住まいの区域の担当税務署に問い合わせていただくのが確実です。

国税庁:指定運動療法施設の利用料金に係る医療費控除の取扱いについて

Q6.抜け漏れを防ぐ以外に『医療費のお知らせ』を待ってから、確定申告を行う意味はありますか。

「医療費のお知らせ」を使用する場合、医療費や保険金の総額を入力するだけで済みますので、医療費控除の手間が少し簡略化されます。

Q7.薬代や診療費・時間などを考えて、病院に行くか・市販のクリームや漢方で済ますか迷うことがあります。どのぐらいの値段だと病院に行った方がお得になるのでしょうか、市販薬の方が薬代としては高いという話を聞いたことがあり、疑問に思っています。

一概には回答できないご質問です。症状や必要な薬によります。一般的に短期間の症状であり、原因がわかっている場合は市販薬の方が安く済むことが多いです。(虫刺されや片頭痛など)逆に症状が長期間続く場合や、原因がはっきりしない場合には市販薬を長く使用することになりがちであり、病院を受診した方が安く済む場合が多いです。悩んだ場合はドラッグストアの薬剤師に相談されると良いですよ。

医療費控除経験者のリスナーさんからアドバイス

スペース終了後「自分は初め知らなかったので、ぜひこのことも書いてほしいです!」と、優しい声が届きましたので掲載します。

■医療費から医療保険給付金は差し引くが、がん診断一時金は除外になる

医療費から差し引かなくて良いお金
がん診断給付金(※1)
疾病手当金(※2)

引用:ミライク公式note
目次「保険等で補填された金額」とは?保険による給付金の取り扱い より

■ケモ(化学療法)前に行う妊孕性温存にかかる費用も医療費に含められる

ありがとうございます、確かに妊孕性温存療法の費用も医療費控除対象です。
保険適応外の治療も、医療費控除対象となるのがポイントですね!

おわりに

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