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グルテンフリーチャレンジ

9月18日。もう限界、と近所に住む母親に連絡することにした。「タクシーでうちまできて。」鼻炎だけならまだ我慢できたものの、頭痛と吐き気でじっとしているのも辛く、娘(0歳8ヵ月)からの頭突き攻撃(最近眠いとひたすら頭突きしてくるのは何故なのか)に耐えかねてのSOSだった。母親に飛んで来てもらい、とりあえず娘の攻撃からは避難、吐き気にまかせて1度トイレに駆け込んでからはひたすらベッドで頭痛の波が過ぎ去るのを待った。

頭痛歴20年

自慢ではないが頭痛歴だけは何よりも長い。(12年続けたバレエのお稽古も負けた)小学生のころからでざっと20年くらい。小児用バファリンって、粒が小さいくせに6錠も飲まなきゃいけなくて面倒だなと思ったのを覚えている。小児用バファリンはすぐにイブA錠にとって代わり、自分で購入するようになってからは必ず60錠入りを買う。痛くなる前に飲む。痛くなってからでは次の日もまる1日犠牲にしてしまうから。もう薬物乱用頭痛の域なんだと思う。2年ぐらい前からヒットしているのが「セデスハイ」で、高いけどよく効く。頭痛のトリガーはさまざま。勉強しすぎたから、部屋の温度が寒かったから、テレビを集中してみすぎたから、寝すぎ、寝不足、生理が近い、生理中、台風前だから、雨予報だから、冷房にあたりすぎたから、映画館で隣の人の香水がきつかったから、たばこの煙にあたったから、車に長く乗りすぎたから、空気の悪いところにいたから、原因不明のときもある。とにかくなんでも頭痛の火種になる。続いてこの3年前から鼻炎も発症してしまった。前触れもなく、さらさらの鼻水が1日中止まらなくなっちゃうのだ。血液検査もしたけど、異常なし。あるのはスギ花粉とカモガヤ花粉ぐらい。1日中鼻水と過ごしていると、これが引き金で夜には重い頭痛になる。冒頭の頭痛は鼻炎→頭痛のコンボだった。

妊娠+授乳期はごまかしが効かない

痛くなる前に鎮痛剤に頼るから、やっかいではあるものの、そこまでではなかった頭痛。現在も辛い状況にあるのは、前のように薬をがばがば飲めなくなったから。妊娠がわかってすぐ、一切の薬を止めた。まだ妊娠超初期の5週目で実の母親に渋々妊娠報告をしなくちゃいけなかったのは、「頭痛い」という私に水とイブを差し出して無理やり飲ませようとしてくるのをなんとか止めなきゃいけなかったからだ。つわりは、その人の弱い部分に症状がでるというが、やっぱり私は常に頭痛だった。1週間フルでずっと頭痛という時期もあった。産院で先生に泣きついて、激弱のカロナールという鎮痛剤を妊婦が飲める最大量の処方をしてもらい、気休めに飲んでしのいだ。(本当に気休めでしかなかった。)産後はもっと酷かったと思う。(というか、育児疲れと寝不足で朦朧としていてあまり記憶がない。)友達が遊びにきてくれていても、寝室から出られないときもあった。現在も授乳中なので、思うように鎮痛剤に頼れない。妊娠・出産を期に、20年間蓋をしてきた頭痛の痛みに正面から向き合わなければいけない日々が続いている。

魔法使いの住む病院

そんなこんなで妊娠から1年半がたったいま、限界が来て(遅)これはちゃんと対処しないといけないな、という気になった。知り合いからバイオレゾナンスというかなり変わった手法を取り入れている病院を紹介してもらい、行くことにした。ちなみに、治療するならなるべく漢方で、と決めていたのでこの病院にきめた。9時〜12時の午前の診療に間に合うようにと娘を連れて家を出たが、病院についたのは11:27。受付は終了時間の30分前なのでぎりぎりですよ、とかるく注意された。ごめんなさい。診察室に案内されると、たくさん本が積まれた机に小さなおじいちゃん先生が座っていた。かなり年季の入った小さな診療所で、診察室から独特の雰囲気が漂ってたけど、その大元がこの先生、という感じだった。高校生の時に脚の治療で通っていた駒込のかなり古〜い整骨院を思い出した。古い、というより古〜いという感じ。そのまま博物館に展示できそうな。

診察前に自分の症状を話すのって毎回緊張する。医師って聞いているようで聞いてないというか、こっちの話をすぐ遮って話すから苦手。このおじいちゃん先生はちゃんと話を聞いてくれるタイプの先生だった。聞いてくれるタイプだとそれはそれで、ちゃんと話さなければ!と緊張する。(どっちにしろ)なんとか頭痛と鼻炎に悩まされてることを伝えると、魔法使いが杖を降るようにピカピカのライトで体のいろいろなところを調べてくれた。先生が専門の治療方法についてまだ詳しく調べきれていないので内容はカットするが、重度のグルテンアレルギーという診断結果だった。体の中を綺麗にする漢方を処方され、血液検査のための採血をして診察はおしまい。

グルテンフリーチャレンジ

ということで、渋々グルテンフリーにチャレンジすることにした。まずは次の受診までの2週間。なぜ渋々かというと、以前トライして挫折しているから。ヨガを学ぶ上で、断食・アーユルヴェーダ・添加物・酵素食・ビーガン・加工食品とかその辺のことは一通り目を通しているつもり。グルテンに関しても同様に調べていて、ジョコビッチ選手が実家(グルテン不耐症なのにまさかのピザ屋)の反対を押し切ってグルテンフリーに挑戦、体質改善をしたのも知っていた。慢性頭痛もグルテン不耐症の症状のひとつだから、やってみるか〜と軽い気持ちでトライしたものの、パンの誘惑に勝てず(パン大好き。フランスパン1本一人で食べるくらい大好き)挫折。あとそういうときに限ってラーメンとか食べたくなっちゃう。その後は、鼻炎+頭痛の症状が辛いときだけパンはなるべく避けるものの、うどんならいいか〜(よくない)とかグルテンのことはすっかり忘れて過ごしていた。あと幅広く調べたせいで、グルテンを取らないように気にしていると、健康意識レベルが上がりすぎて、コンビニはやめとこう…、牛肉もできれば避けたほうが…牛乳もやめよう、じゃあ砂糖も、じゃあいっそのこと断食にする?という風になんにも食べられなくなってしまい、そういう時に限って友達の誘いが来て、まあ今日はいいか〜でリセット。というのがいつものパターン。

でも今回は違う(きっと!)、と自分に言い聞かせてる。病院行ったし、診断もらったし、そのためにブログ書いたし。パンは大好きだけど、慢性頭痛とおさらば出来るなら、小麦なんか食べなくっていい。それくらい頭痛はつらい。頭がクリアになるなら、うどんとだってさよならできる(はず)。いま現在、18日からの頭痛はまだ残っていて、SOSの時点でレベル10だとすると、いまはレベル3くらい。朝は5くらいだった。レベル3ならブログもかける。家事してないけど。とりあえず2週間がんばって続けていこうと思います。(関係ないけどブログの語尾をどうするかまだ悩み中)

★画像はPixabay RitaEさんにお借りしました 


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