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たしかに、扉は閉められないけれど
どうやったら開けた扉をしめられるのかな?
28歳、2さい女子のママ。最近じつは悩んでいます。我が家には小さいスーパーマンがいるから、扉は閉まっているけどね。
だんだん畑になる食器棚。風が通り抜ける開けっぱなしの扉。間違いなく、開けたのはわたし。犯人はわたしだ!
開けたらしめる。わかっているのだけれど、そのワンプッシュがどうも遠いよう。3秒もあればことたりるのに。頭のなかでなにが起きているのか。ちょっと覗いてみませんか?
食器棚を開けた。そのまま閉たらいいよ。おっと、お茶がわいたみたい。暑い!鍋つかみを持ってと。先が汚れているな。洗濯機に出しにいこう。キッチンから洗面所へ。洗面所からリビングへ。
お気づきですか?
扉はみごとに大きく口を開けているわけ。
ママになっても、年齢をかさねても、どうしても克服できない癖もある。「なんでできないの?」わたしたちが思うことが、できない人もいる。
ここにね。
おいおい、しっかりしてくれよ。
わたしも、正直思う。前は結構落ちこんでいました。どうしてできないのかな?だらしないのかな?なんて。
パッと横を見ると、我が家の小さなスーパーヒーロが意気揚々と扉をしめるの。2さいのね。初めて飛躍して考えみたんだけど、わたしたちの《しっかりできない》はだれかの仕事になること。家事だって、家事代行を頼める。服選びだってプロフェッショナルに頼める時代。わたしたちの悩みを解消してくれる人はいるってこと。
もちろん、わたしの悩みを解消してくれる人も。
2さいのむすめ。わたしのスーパーヒーロ。端から端まで扉をしめて、ニンマリしている。どうやら扉を閉めるのが、彼女の仕事になったみたい。
2さいでも、28さいでも、苦手はあるし、得意もある。凹凸もでこぼこがあるからピッタリとはまる。なんだ、当たり前のことじゃんか。その通り。当たり前がとっても大切だから。
こころがぎゅっとした時、その紐を解いてくれる人がきっといるから。わが子かもしれないし、いつものヨガ講師かも。借りれる手はぜーんぶ借りたら良い。しまった扉を見て思いました。
たしかに、扉はしめられないけれども、ご飯は作れる。たしかに、扉はしめられないけれども、逆上がりだってできる。
私ができないことと同じくらい、私にはできることがある。私にはできないことが、簡単にできる人がいる。ジグゾーパズルみたいに、凹凸を合わせて完成する。わたしたちもお互い力を借りて貸しているのかな、なんて。
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