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Mikko
2018年12月5日 01:09
彼とはなれる、少し前の日。当時、お互いに、それなりに真剣に思い合っていた彼と、特別な夜を過ごした。いつも通りの夜。わたしは、彼の腕の中で眠るのが好きだったから、少し斜めに伸ばされた腕に首をのせて、暗くて狭い部屋の中で、2人でいた。あのころ、彼の腕の中は、疑いようがないくらいわたしのものだった。いつも通りの夜。だけど翌日から、所謂海外遠距離恋愛がはじまろうという、前夜。彼と過