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2回目の起業、資金調達、ピボット、ローンチまでの道のり

初めまして。健康経営支援を行うMIRAERA株式会社代表の前田です。2社目を設立して約半年。一瞬に感じる日々をタイムラインとしてまとめると、

  1. 1社目の売却手続きと進行しながら事業アイデアブラッシュアップ

  2. 2回目の資金調達

  3. シリコンバレー派遣とピボット

  4. 新規事業でPoC、昨日一般公開

となっています。一番最初の仮説段階からコアな課題を見つけ、事業化している起業家の方々は化け物レベルですごいです。残念ながらそのタイプではないので、せっせと身体を動かし、検証する中で寿命を費やしても良いと思えるドメインに出会いました。

PMF前の起業家がnoteを書くことに賛否両論ありますが、WHY YOUもスタートアップの一つの武器だと思っていますのでご容赦ください。

1社目の売却手続きと進行しながら事業アイデアブラッシュアップ

去年の9月から、お世話になっているエンジェルの方にいくつか事業アイデアをご相談していました。5つほど持っていった中で、1つだけ「これはいけそう」と言われたサービスがありました。対象市場も広がっており、私のキャリアが活かせる領域でもあったことが判断理由だったと考えています。それならばと事業計画や市場調査結果をブラッシュアップし、2回目の資金調達を開始しました。

2回目の資金調達

1社目で多くのVCの方とお話する中で、なんとなく「この人に投資してもらいたい」が見えてきました。私の場合、シード期では成功を信じてくれることとこんな人に会いたいを叶えてくれることです。

1点目について、当たり前だと思われるかもしれません。しかし厳しい意見が多かった1社目の事業について、「上手くいかないので投資しない」で終わらず「成長するために何をすべきか」という視点で議論していただけた方はマイノリティで印象的でした。企業の危機に瀕したとき、乗り越えるためにコミットしてくれるのはそのような方々だと考えタッピングを開始しました。

また、2点目はエクイティ調達の重要な目的であり、成長曲線を高めることにつながります。私は学生起業で同級生も医師が多いため、スタートアップ以外の人脈がほぼありません。とはいえこの観点での判断は難しかったため、GPレベルの方と密にコミュニケーションが取れるかを重視しました。

そしてお声がけしたmintのてるまさんに投資していただくことになり、12月を迎える前に、無事資金調達が完了しました。てるまさんだけでなく、シード期という不確定要素の多いフェーズで温度感までシェアできること、その関係性に引きずられずシビアな意見を伝えてくれるところがmintの魅力だと思っています。

シリコンバレーとピボット

資金調達後はステークホルダー構築と市場調査に追われたのですが、分かりやすく暗雲が漂い始めました。そんな中、J StarXのプログラムに選出いただき、2024年1月にシリコンバレーを訪れました。派遣メンバーは、自分の軸を持ち、数々の困難を乗り越えてきた起業家たちでした。

一方私は、サービスのローンチすらできていない状態です。失敗を示唆する検証結果が次々に出てきており、チームメンバーからも「早く決めてください」と何度も言われました。ただでさえ慣れない英語ピッチではビジネスモデルを何回も変え、とても恥ずかしかったです。

自分が成功を信じられなくなったことを最終的な判断軸に、帰国後サービスを再度1から構築することにしました。

新規事業でPoC、昨日一般公開

紆余曲折ありつつ、もう一度自分の想いに戻り信じきれる事業を考えられることはポジティブだったと思っています。

2社目を設立するときに決めていたのは、「大きくて誇らしいビジネスをすること」と「新しいヘルスケア/ウェルビーイングをつくること」。
その軸をもとに注目したのが、「健康経営」というドメインです。(※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です)

健康経営とは、「従業員の健康管理をコストではなく投資として捉え、経営戦略として実行すること」です。 医療と経営が密接に関わる領域でピュアに好きだったのと、これからの日本を支える取り組みになりうると感じました。

健康経営について調べていく中で、現在の課題感やそれに対するソリューションも少しずつ解像度が上がっていきました。3月末からクローズドにPoCを行い、いよいよ昨日、β版として一般公開しました。

たくさんのアプローチがある領域なので、皆様の声を聞きながら素敵なサービスへと成長させたいと思っています。

改めて、導入いただいている企業の皆様、支えてくださるメンター陣、株主、一緒に走ってくれるチームメンバー、いつもありがとうございます。

ここからさらに拡大に向けて駆け抜けますので応援していただけると嬉しいです💪🏻

プレスリリースはこちら🔻
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000132575.html

お気持ちとっても嬉しいです!