給与制度改定までの道のり〜人事担当者のリアルストーリー〜#1
給与制度改定を社長が宣言してから実際に改定に至るまで2年、
そして2024年4月で運用開始から1年
企業の給与改定制度について知りたい方に向けて、本記事ではそのプロセスを紹介していきたいと思います!
給与制度を変えなればいけない!
きっかけは社内で毎年行っている「社員満足度アンケート」です
「給与が少ない!」「あの人より基本給が少ないなんて納得できない!」
「昇給ってどうやって決めてるの?」・・・
という感じで社員からめっちゃ不満が噴出した結果、
「来年4月までに新しい給与制度を発表します!!!」
と社長が経営方針発表会にて発言しました
こうして知識も知見もない人事2人が振り回されて振り回されまくる
2年間はこうして始まりました
コンサルタント選び
ひとまずは給与制度改定プロジェクトの立ち上げです
社長をリーダーとして幹部社員5名➕人事2名でスタートしました
幹部社員は皆さん、営業部や商品部など人事制度を作るなんて初めて
という方ばかりでした
人事も当然初めてなので、まずは一緒に伴走してもらえるコンサルを
選定することから始めました
第一候補 いつもの社労士事務所
顧問社労士事務所さんが給与制度のコンサルもやっているので
普通に考えたらここにお願いするのが一番ですが、
今回はお断りしました
今までの制度を変えたいのに今までの制度を作ってくれたところにお願いしても意味ないんじゃない?というのがこの時の結論です
第二候補 超有名コンサル会社
よく「賞与」とか「人事制度」とか「給与」とかネットで検索すると
必ず上位に出てくる超有名コンサル会社に話を聞きました
しっかりとした成功理論があるのだと思いますが、
中小企業で、ある意味好き勝手に部下の処遇を決めていた幹部社員に
理論だった制度が受け入れられると思えず断念しました
めっちゃくちゃ高かったしね汗
第三候補 たまたま営業の電話があったコンサル
結果、こちらのコンサルにお願いしました
言葉として等級も号俸もコンピテンシーも知らない会社が
どんな制度をつくれるんだろうと頭を抱えてましたが、
幹部社員への研修も含めて制度設計してくれる言われ、
学びながら制度設計することでしっかりコミットしてくれるんじゃ
ないかな〜〜という期待があったのです
・・・しかしそううまくは行かなかったわけですが
まとめ
今回給与制度を改定しようと会社が考えたきっかけは
社員の不満の声でした
この制度改定が会社の自発的な動きではなかったため
しっかりどんなポリシーを持った制度にしたいか、
ゴールは会社がどうなっている状態なのかを検討する時間や想いを持たずにコンサルタント探しをしてしまったので
だんだん会社がコンサルにやってほしいことと
コンサルが進めていきたいことの差が広がりお断りする事態となりました
わからないことを始める時ついプロに頼っちゃいがちですが
プロだってやれることは千差万別
自分はどういうプロを探してるかの解像度を上げないと
無駄にお金と時間ばかりかかってしまうという失敗談でした
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
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