マネージメントへのシフトと開発への情熱 〜 EM 西牟田さんの場合
ミイダスでは様々なバックグラウンドをもったメンバーが働いています。ミイダス開発部に興味をもっていただいた方に向けて、どんな人が働いているのかをインタビュー形式でご紹介していきます。
今回はミイダス開発部のバックエンドチームにてテックリード、そして現在はEM(Engineering Manager)を担う西牟田さんに話を聞きました。
ミイダス入社のきっかけについて
入社の経緯について教えてください。
ミイダスに誘ってくれたのは、実はCTOの磯崎さんからでした。彼は私の前職でも先輩であり、私より先にミイダスに転職していたんです。彼がミイダスの立ち上げに携わっていた頃、バックエンドエンジニアが不足しているということで、私に声をかけてくれました。
前職で磯崎さんと直接一緒に仕事を始めたのは入社してから5年後ですが、入社当初から彼はよく顔を合わせる先輩でした。同じ部署ではなかったものの、会社内で非常に近い位置にいた人物ですね。
その後、どのようにしてミイダスへの転職を決めたのですか?
前の職場は大きな会社の子会社で、開発職から管理職へのシフトが求められる環境でした。開発業務よりもマネジメントの役割が増え、ベンダー管理などを行うようになりました。しかし、私は開発が好きでその道を続けたいと思っていました。そんな中で、磯崎さんから開発の可能性を感じさせる話を聞き、転職を決意しました。
ミイダスでの業務変遷と役割の進化
ミイダスでの開発業務におけるご自身の役割の変化について教えてください。
入社して最初の半年から1年は、主に開発業務に集中していました。その後、磯崎さんから徐々にレビュー業務を任せてもらい、最終的にはレビューを完全に引き継ぐことになりました。約1年半後からは、採用面接も担当するようになりました。
入社時はバックエンドのチームが5-6名でしたが、レビューや面接を始めた頃にはチームはすでに10人近くになっていて、それ以降も拡大していきました。
その後も基本的にレビュー業務や採用活動を中心に行いながら、全体の様子を見守る役割を担っています。
西牟田さんがテックリードとして認識されるようになったのはいつ頃からですか?
実は、テックリードとして公式に任命されたわけではありません。レビュー業務を専任で行っていたことから、いつの間にか周りがそのように見るようになったんです。正式な役職名が出た時には、自分もその発表で知るという感じでした(笑)
EM(エンジニアリングマネージャー)についても同様で。VPoEの小林さんから話があって初めてEMになっていたことを認識しました。EMとしてレビューや採用といった業務がメインで自身で開発する機会は減っていますが、組織として必要な役割と理解しているのでがんばって取り組んでいます。
前職と現職の職場環境について比較すると、どのような違いが感じられますか?
前職ではチーム作業が基本でピラミッド型のような構造でした。つまり、指示を出す人と実行する人がはっきりと分かれていました。しかし、ミイダスに入ったときに感じたのは、そういった指示に従うという文化がほとんどなく、誰もが自分の裁量で動いていることでした。この自由な働き方が、前職の雰囲気よりもずっと自分に合っていると感じました。
ミイダスにおける変化と成長
ミイダスに入社してから現在に至るまで、組織や技術、雰囲気はどう変化しましたか?
入社当初は人数も少なく、バックエンドエンジニアや開発チームも含めて小規模でした。マーケティングや企画のチームも含め、全員が同じフロアにいたんです。当時はランチ会や月に一度のピザパーティなど、親密な雰囲気で仕事が進んでいました。それぞれがどんな仕事をしているか直接見えないことも多かったですが、個人の趣味や興味を知る機会も多く、賑やかな雰囲気でした。
リモートワークの導入や人数の増加により、以前のような頻繁な対面の交流は少なくなりました。また、システムも大規模化し機能が複雑になってきました。昔はより小規模でシンプルなシステムだったのですが、今では多機能で複雑になってきていると感じます。
会社が大きくなるにつれて、何かと管理しなければならないことも増えてきます。しかし、ミイダスの文化として自立を重んじる部分も非常に大事にしています。チームとして機能するためにはある程度のまとめ役が必要ですが、個々人が独立して仕事を進めることのできる環境をこれからも維持していきたいと考えています。
最近、人数が増えるにつれてさまざまな背景を持つ人々がチームに加わるようになりました。その中で、より自立して仕事を進められる人材を増やす方向で見直しを進めています。具体的には、問題に対して自分で解決できる能力や、専門的な知識を持ち自分の仕事に対して強い責任感を持っている人を優先的に採用することを目指しています。
創業当初のような体制、つまり個々人が自立的に動けるような環境に回帰するような動きもあります。ミイダスではマネジメントを多く行いたいと思っている人はそう多くないと思うので、チャレンジしつつ自立的な働き方を支える体制を整えたいと思っています。
ミイダスでの記憶に残るプロジェクト
これまでミイダスで携わったプロジェクトの中で、特に印象深いものについて教えてください。
最初に挑戦したプロジェクトは、「企業情報、事業情報、ポジション情報のデータ構造を整理して、今後も業種や職種に合わせて新しく追加されていく情報を無理なく簡潔に扱えるような形にする」というプロジェクトでした。これは自分が入社してからの最初の仕事で、開発期間も5〜6人のチームで半年間以上を費やしました。既存の膨大な量の情報の移行を含んでいたため、丸2日間という大がかりなメンテナンス作業が必要でした。もし移行に失敗してしまったら取り返しがつかない状況だったので非常に緊張しましたね。プロジェクトは成功しましたが、出来上がりには少し悪評もあり、申し訳ないなと思うこともあります(笑)
もう一つのプロジェクトは、ミイダスの業種を細分化するプロジェクトです。直接開発したわけではありませんが、古い業種マスタを新しい業種マスタに入れ替える作業で、最初は100個程度だった業種が800個に増えたんです。このプロジェクトでのデータのマッピングはデータを壊さないように担当者と2人で非常に気を使いました。
新しい業種への切り替えには、企業に新しい業種を選び直してもらう必要があったのですが、日々ログインしている企業は少なく、古い業種を捨てて新しい業種に完全に切り替えるのに時間がかかりました。リリースから半年経ってもまだ約30%の業種が古いままというような状況で、その進行状況を毎月レポートしていました。
ミイダスが求めるエンジニアの理想像
ミイダスが求めるエンジニア像について教えてください。
私たちは、自己責任を重んじるエンジニアを求めています。具体的には、自分の仕事に対して責任を持ち、自ら進んで取り組める人です。自分の仕事は自分でやると言える人を基本としています。スキルも重要ですが、それ以上に自信を持って仕事を進めることができるかが大切ですね。
バックエンドエンジニアとしては、一定レベルのスキルは必要ですが、個々が自分の仕事を完結できる能力を持つことが重要なんです。問題が発生した場合はチームで相談して解決策を決められるような環境を整えています。タスクが指定されたら、それは自分の仕事だと認識し、最善を尽くして取り組まなければいけません。他の人から意見があっても、最終的には自分で責任を持って対応する姿勢を持てる人がミイダスで求める人材の特徴ですね。
採用の際には、個人で主体的に動ける人材を優先しています。責任感を持ち、自立して仕事を進めることができる人が、私たちのチームに最も適していると考えています。
ミイダスで働く魅力と機会
ミイダスで働く魅力や技術的に学べる機会はどんなものがあるのでしょうか?
魅力的な点は多いと思います。特に私たちのバックエンドシステムはGo言語で書かれており、大規模なシステムでの開発を経験できます。Go言語に関する深い知識や様々な書き方、使い方を学ぶことができ、Go言語のセオリーやベストプラクティスを身につける絶好の機会がありますね。採用しているバックエンドのポジションはGo言語未経験でも応募できるのもよいところだと思いますね。
また、ミイダスはデータ量が多く大規模なデータを扱う経験も積むことができます。特にデータベース管理やデータ処理のスキルを向上させたい方にとっては貴重な経験になります。
私たちのチームは、各自が独立して問題を解決する能力を持ちつつも、困難に直面したときはチーム全体で支え合い、解決策を見出しています。これは、自主的かつ協力的な環境を求める方にとって非常に魅力的だと思います。
技術的な挑戦に燃えるタイプであれば、ミイダスでの仕事はさらに楽しめるでしょう。私たちは常に新しい技術を取り入れ、既存のシステムを改善することに挑戦しています。また、異なるサービスとの連携を図りながら、多様な通信手段を使ったインタラクションの管理も行っています。
ミイダスは、技術者としてだけでなく、一人の社会人としても成長できる場です。新しい技術を学びながら、大規模で複雑なシステムに挑戦し、自らを試す機会が豊富にあると思います。
ミイダス Techについて
ミイダスでは、定期的に技術イベントを開催しています。connpassやYouTubeチャンネルでミイダスのメンバーになった方には、最新の開催情報やアーカイブの公開情報が届きますのでぜひご登録をお願いいたします。
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