インドの洗礼。お腹を壊して考える身体と風土
インドに来て3週目に入り、お腹を壊しました。
噂に聞いていた、激しい嘔吐と下痢。
「これか~。ついに来たな。」
私の症状は嘔吐の症状の方が酷かったのですが、幸い、吐き気止めのお薬を3錠ほど飲んで1日で落ち着きました。
まだ固形物を食べるのは怖くてポカリスエットとお水しか摂っていませんが、明日には少しずつ胃にやさしいものを食べ始められそうです。
日本でも賞味期限がとっくに切れたものを食べることはよくありましたし(実家の冷蔵庫あるある?)、あまり気を使った生活はしていませんでしたが食当たりでお腹を壊したことはなかったので、自分のお腹は強い方だと自負していました。
その上、インドでは危なそうなお店では食べないように気を付けていました。
にもかかわらずお腹を壊したのは、日々提供していただく食事に使われている油の量が日本よりも多いとか、スパイスを摂る頻度が急に増えたとかで、少しずつ胃腸に負担がかかっていたからかもしれません。
「玄米ご飯とお漬物が恋しいな。」
やっぱり、人間にはそれぞれの身体にあった食事があるんだろうな、と感じさせられました。
日本食が取り立てて好きだと思ったことはなくて、インド料理は大好き。
それでも、日本で生まれ育った私の身体は日本の風土に合った食べ物でできているような気がします。
慣れ親しんだ土地に住み、その土地の食べ物を食べることは心にも身体にも自然なこと。
そして、お米や野菜が採れる日本は豊かです。
水が綺麗で胃腸に負担の少ない調理法も発達しています。
そんな国で生まれ育てたことに感謝。
ヨガ哲学でいう、"サントーシャ"の念が湧きます。
自分に与えられたものに気づき、満ち足りた気持ちになれること。
今は海外で経験したいことがあってインドにいますし、それを楽しんでいます。
カレーを手で食べたりして。
きっとお腹も強くなっていくでしょう(笑)
食だけじゃなくて、インドには日本で忘れられてしまっている大切なものがある気がします。
いつかはそんな経験を、私を育ててくれた日本に持ち帰り、心にも身体に自然な生活を送りたいな、なんて思ったりしています。
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