【読書】Googleマップ片手に読書~台湾に関連する本
こんにちは!台湾に渡航して1年が経ったmiiです。
私は読書が趣味なのですが、最近は「台湾」に関連する本を読むのがブームです。
わたしのこのブームのきっかけは、わたしがファシリを務めた読書会で、「鎌倉に関連する本を読んで、その場所が気になって聖地巡礼した」というお話を聞いたことです。
私は今台湾に住んでいて、夫の仕事の都合上、あと3年ほどいる予定。期間限定でここに住んでいるので、ぜひともいる間に台湾に関連する本を読んで聖地巡礼してみたいと思ったのでした。
と、いうことで、最近読んだ台湾関連本の中から3冊ご紹介。
①魯肉飯のさえずり/溫又柔
台湾出身日本在住の女性作家さんの小説。魯肉飯は、中国語では「ルーローハン」ですが、台湾語では「ロバプン」というそうです。この本を読んでいる間、いつも以上にロバプンが食べたくなって、いつもの行きつけの店に足を運んでしまいました。
主人公は台湾人の母を持つ女性で、結婚、母娘関係、異文化、異言語などがテーマになっていて、共感する部分が多いお話です。
私が一番心に残ったのは、主人公が自分の考えを受け取ってもらいたくても全く伝わらず、受け取ってもらえない夫とのやりとりです。コミュニケーションは、話し手と受け手の受け取るチャンネルが違えばここまで難しいのかと考えさせられました。今のジェンダー問題ともつながるなぁ。同じ言語でも、相手にわかる言葉で話さなければならないんですよね。
また、日本語作品のみですが、作中に中国語や台湾語がたくさん出てくるので、中国語学習者にとってちょっと嬉しくなります😊
②台北プライベートアイ/紀蔚然
台湾人男性作家さんの小説。主人公は脚本家を辞めて私立探偵(プライベートアイ)になった男性で、台北の街で起こった連続殺人に巻き込まれて、事件を解決していく話です。
このお話の面白ポイントは、台北のリアルな街の描写。実際にある地名や店がいっぱい出てきます。私はGoogleマップで確認しながら見て、楽しかったのですが、ながら読みなのでなかなか小説読み進められないという苦労もありました😂
日本人である私にとって面白かったポイント ↓↓
(1)ちょいちょい日本の話題が出てくる。
宮崎駿、地下鉄サリン事件、禅、切腹、カミカゼ飛行
(2)日本のお店も出てくる。
主人公が、登場人物の林氏を尾行している場面
「日本風の珈琲店ってどこ??」とGoogleマップで調べてみたら、日本の喫茶チェーン店があり、更にそこのメニューを見てみたら、「鳥のもも肉のオレンジソース」がある!
こんな感じで、本編とは違ったちょっとした謎解きが楽しめるところが面白かったです。台北に住んでる人ならもっと楽しめるかも!私も聖地巡礼してみようかしらと画策中。
③台湾はおばちゃんで回ってる!?/近藤弥生子
日本人ライターさんのエッセイ。台湾の文化や人について日本人目線で書かれていて、共感ポイントが多いです。筆者の波乱万丈の半生と、それを助けてくれる様々な台湾人おばちゃんとの関わりにはホロリと涙しました😢
台湾テーマの本は、台湾にいる人にとって、台湾あるあるや中国語のフレーズが出てくるので「私知ってる!」と親近感が出ておすすめですよ〜😄
まだ、今は聖地巡礼できていないのですが、今年中には行きたいなぁ~
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