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海外MBAの論文を書くときに一番活躍した書籍

私が海外MBAに通いはじめて1年ちょっとしたところで、もはや神のような書籍が出版され、友人の日本人学生たちの間で必携の書となったのがこちらでした。

ちょうど、受講していたコースの論文のテーマが、「変化の激しい状況下でどのように会社をマネージメントしていくべきか」について、自身の現在(もしくは過去)の会社の状況や問題点を挙げて書くというものでした。しかも、論文中には、デイヴィッド・ティースの「ダイナミック・ケイパビリティ」やその他いくつかの決められた論文を使いながら、まとめていきなさいというものでした。もちろん、英文の論文です。

ちょうど私がその論文を書いていたころ、コロナがヨーロッパに徐々に広がり始めた頃だったので、急激な変化にどう会社が対応していくべきか、というテーマは深掘りしておいて本当に良かったと思えるものでした。

この「世界標準の経営理論」の中には、デイヴィッド・ティース教授の「ダイナミック・ケイパビリティ」について非常に分かりやすく簡潔に書かれています。また、今話題のチャールズ・オライリー教授の「両利き経営」についてもしっかりと書かれています。

また、経営学で外せないマイケル・ポーターの主要フレームワークや、RVB(リソース・ベースト・ビュー)など抑えておくべき理論やフレームワークについて、体系だって書かれています。

この本はページ数が多いので、まずはKindleバージョンを買ったのですが、辞書的に付箋を貼って、あっちにいったりこっちにいったりと読みたくなって、フィジカルの書籍も買ってしまいました。めちゃくちゃ重いこの本をカバンに入れて通勤電車の中で読み漁っていたなという記憶があります。(まだリモートワークに入る前だったんですよね)

MBAを終えた今も時々、あの理論、フレームワークってどうだったっけ?と本棚から引っ張り出して、時々読み返しています。本当にバイブルになっていますね。

この本を読んで以来、入山章栄先生の存在を知り、今やビジネス関連のメディアでひっぱりだこの方なので、登壇されるイベントやメディアなど追いかけています。

そして、入山先生がご推薦される本について語っていた記事を読み、「次に読む本はこれかな」と先ほどAmazonでポチっとしてしまったのでした。


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