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「好き」で繋がる。



どうやったら、もっとたくさんの人にアイラヴミーの「おんがく」が届くのだろう。

いつも考えていた。

私達が生み出す「おんがく」、
気持ちや考え方、ライヴ、
もっとたくさんの人に知ってもらいたいし、
今アイラヴミーの「おんがく」を必要としてる人のもとに届けたい。

だから
私たちは『答えを出すのだ』のリミックスをリリースすることにした。
『答えを出すのだ』は、私がはじめて、
NHK「みんなのうた」に書き下ろした楽曲だ。

今回はリミキサーにBeatmakerのKUVIZM(キュビズム)さんを迎える。

私達の言うリミックスというのは
アイラヴミーが作った原曲を素材にして
私達が好きだと思うクリエイターに託す。
そして、そのクリエイターの色や想いを入れて作り直してもらう。

つまり、私達が発信したい気持ちと他クリエイターの発信したいサウンドのコラボレーションだ。


今回のリミックス、
もちろんアイラヴミーをもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちがあるんだけど、
それだけじゃない。

何か、ワクワクすることがしたかった。
新しいチャレンジ。
バンドだけじゃなくて、垣根を超えて、ジャンルを超えて、
私達が好きだ!と思うクリエイター達と一緒に
なにか面白いことがしたかった。

今までにないような新しさを感じてるし、
コラボすることによって全然違う曲に聴こえるし、
私達の『答えを出すのだ』への想いと
KUVIZMさんの『答えを出すのだ』への想いが
クロスして、編み込まれて、
まったく別の新しいものができている感覚だ。

早く聴いて欲しいって、ものすごく思う。


リミックスをやってもらうきっかけになったのが
私が弾き語りでうたった『答えを出すのだ』を
たまたまKUVIZMさんが聴いてくれていたことだった。

音楽コンシェルジュの「ふくりゅう」さんが
月一ペースで開いている音楽スナックがあって
アイラヴミーもよく顔を出すのだけど、

当時、アイラヴミーが企画していたイベントのチケットをそのスナックにいる人たちに買ってもらいたくて、
まずは私のうたを聴いてもらわねば!と、
意を決して弾き語りをしたのだ。

30人ほどいただろうか、
ふくりゅうさんの
「こちらアイラヴミーのみほのさんですー!今から弾き語りしてくれるみたいなので、みんなちゅうもーく!」
の合図で、みんなの視線が一気に私に集まる。

本当に口から胃が出るかと思った。
死ぬほど緊張した。怖かった。
心臓の音が耳元で聞こえて、
ああ、私、今、い、生きてるのね…と震えながらに思った。

その時に1曲、『答えを出すのだ』をうたった。

それをKUVIZMさんは聴いてくれていたのだ。
そして、すごく気に入ってくれた。
私達に、好きだと伝えてくれた。

これがリミックスを、やってもらうことになったきっかけだった。

今、KUVIZMさんがリミックスしてくれた『答えを出すのだ』を聴きながらこのnoteを書いている。


KUVIZMさんのリミックス『答えを出すのだ』は、なんだか懐かしい。

卒業式のあと、夕暮れ、
もう誰もいなくなった教室でひとり
未来への決心をしているように聴こえた。

アコースティックギターのアルペジオが、
あの頃を思い出してちょっと泣けちゃうようなフレーズだ。
高校生の頃、軽音楽部でアルペジオ弾けるようになりたくてたくさん練習したな。

そういう切ない気持ち、さみしい気持ちと
それでも前を向き出した、まだ駆け出しの小さい光、希望の光のようなものを
このリミックスに感じた。

早く、早く聴いて欲しい。
リリースするの、楽しみにしててね、と言うより
私が一番楽しみだったりする。

あー!待ち遠しい!!


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追記。

できたよ!!!みんな!!!


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